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知っとく健康コラム

牛の餌に徹底的にこだわる坂本牧場2004/11/11

愛情一本!まごころ牛乳。

健康な牛から健康な牛乳。安芸、大野台地で当たり前のことにとことんこだわる達人夫婦。

今回ご紹介する酪農さんもこだわり派のすごい人。安芸郡田野町の坂本勝明さんといいます。なんと町会議員でもあるこの方、なんとも豪快で愛情たっぷりの方なのです。

太平洋を一望するロケーション

高知市から東へ約55Km右手に広がる美しい太平洋を見ながら安芸市を越えたら田園の町、田野町に着きます。あまりの美しさに、太平洋にばっかり気をとられてはいけませんよ。左手には、知る人ぞ知る、田野町の農業を支える大野台地が広がっています。この台地から見渡す太平洋の眺望といったら、それはそれは素晴らしく、心が洗われるようであります。ホントにすごいですね。そして施設園芸や米、酪農といった様々な農業が盛んなこの海岸段丘に、坂本さんの牛舎はあります。

安心・安全への約束は、牛の食べる餌から始まる

毎日約25kg~30kgの乳を搾乳される牛は、主食である干し草と栄養バランスの行き届いた配合飼料を食べています。この配合飼料には、トウモロコシや大豆など輸入穀物が多く含まれており、遺伝子組み換え(※1)やポストハーベスト(※2)の問題がとり沙汰されています。

しかしながら、これらが行われていないことが証明されている飼料って実はほとんどありません。でも、牛のためには飼料は必要・・・・。なんとか自然のままの飼料を牛に食べさせたい・・・・。そこで、坂本さんら大野台地と安田町の酪農さんは立ち上がった。「これからは、ポストハーベストフリーで、非遺伝子組み換えであることが証明された飼料しか使わない!」と決めたのです。

エサを替えるっていうのはそりゃあ、酪農さんにとっては一大事。それに特注の配合飼料はコストもかかる。でも坂本さんは言います。「何よりも、食の安心・安全のためやき」。人の健康のためには、牛の健康から。エサを自然のものにこだわる。これこそが安心・安全の約束ですよね。

坂本さんらのこだわりの牛乳は、ひまわり「まごころ牛乳」として、四国島内で家庭配達されています。

フリーバーン方式でストレスなし

坂本さんの牛は、牛舎の中を自由に動き回っています。好きなところをうろうろ。好きな場所で寝る。そう、一頭一頭がつながれていないのです。この飼い方をフリーバーン方式といいます。エサを食べるときだけ、写真の様に頭を出しますが、それも決まった場所ということはありません。搾乳するときは、牛自身が搾乳場で移動して、搾乳を待ちます。済んだらまた帰って、好きに行動しています。基本的に自由なんですね。

坂本さんがこの方式に変えたのは、今の場所へ移ってきた4年前。以前は一頭一頭つないだ飼い方だったそうです。でもどうも牛に元気がないし、病気がちだったようです。「いろんな農家見てまわって、つなぎの牛より、フリーストール(つながず自由に動き回れる方式で、一頭ごとに寝床もある)・フリーバーン(つながず自由に動き回れる方式)の牛が生き生きしちょったがよ。(牛乳は)人の口に入るもんやし、牛も元気で健康な方がえいろう?ほんで変えたがよ」。こんなところにも、安心・安全へのこだわりがあるのです。坂本さんの牛はみんな元気そうで、訪れる獣医さんからも太鼓判をいただいています。

また、ここは太平洋を見渡す海岸段丘。昼は海から吹き上げの風、夜は北からふきおろし。暑さに弱いホルスタイン牛にとって、快適な環境なのです。ましてやこの眺望ですから、ストレスなんか無縁の牛たちなのです。

これまでも、そしてこれからも「安心・安全」

坂本さんに目標は?と聞いたら「わしらあもう、年がいくし、これから体が続く限りは、現状維持。食の安心と安全にこだわって、今やりゆうことを、きちんと続けていきたいわね」とおっしゃられました。「現状維持」という言葉に深~い思いを感じました。やはりこだわりの達人なのです。

用語説明

※1:遺伝子組み換え:1996年9月、厚生省(現厚生労働省)は大豆・とうもろこし・ジャガイモ・ナタネ・綿、5種類15品目の遺伝子組み換え作物の輸入を認可。その作物を原料とした食品が1997 年から市場に出回るようになりました。遺伝子組み換え作物は「病害虫に強い」「特定の除草剤に抵抗力がある」などのある目的にかなった遺伝子を抽出し、他の生物の細胞に組み込んで培養したものです。従来の品種改良ではでき得ない品種が生まれる技術といえます。しかし、その安全性については、各国で様々な議論が巻き起こっています。

※2:ポストハーベスト:「ポストハーベスト農薬」の「ポスト」は「後」、「ハーベスト」は「収穫」を意味し、収穫後の農産物に散布する農薬のことを言います。ポストハーベスト農薬が問題となるのは、輸入農産物です。その多くが船で運ばれることなどから、輸送中のカビや虫の被害を防止し、品質劣化を防ぐために使われます。農薬と全く同じ成分を直接収穫した作物に使うため、残留濃度は、一般の農薬使用より高くなりやすく、この点が、輸入農産物に対する安全性の不安につながります。日本は輸入大国ですから、当然、ポストハーベスト農薬を身体に取り込む量も増えてきます。

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