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今日のにっこりひまわり 毎日健康社員日記

大地震と地理院地図〔4748〕2016/04/15

大地震と地理院地図

2016年4月15日(金)晴れ

昨日の夜、大きなニュースが飛び込んできました。熊本で震度7の地震。これはなかなか大きい。被害に遭われた皆様方に、心よりお見舞い申し上げます。
昨夜は岡山でした。岡山県岡山市。地震の速報が出て、震度7という数字を見て驚きました。余震も早くおさまるのを願うばかり。

写真は、今朝の岡山駅。九州新幹線は、朝から運転見合わせ中となっています。

地理院地図、見てみました。
震度7を記録した熊本県益城町。熊本市の東側で、木山川という河川の流れる町。地理院地図の「情報」にある土地条件図は、熊本市部分しかありませんでしたが、益城町は熊本市から連続した地盤なので、わかります。谷底平野・氾濫平野、という区分だ。木山川によって運ばれてくる土砂が堆積してできた、平地。木山川の上流は、阿蘇山。火山灰も多いでしょうから、地盤はそんなに固くないことが、土地条件図で、よくわかる。

そして、都市圏活断層図。
益城町の、木山川が流れる平野の南側。山裾を、北東から南西に走る断層がハッキリと描かれています。布田川断層。そこから南につながる断層が、日奈久断層。正断層でも逆断層でもなく、横ズレ断層。四国北部を東西に走る中央構造線と同じだ。
この断層が、大きな横ズレを起こし、今回の地震になったにかありません。まだ、結構大きな余震が続いております。

断層の真上はもちろんですが、断層近くの、地盤の柔らかい土地も、地震にはかなりの用心が必要。そのことが、今回の地震でよく理解できます。
地理院地図には、そんな有用な情報が満載ですので、あらかじめ、自分の住むエリアや働く場所の情報を見ておくのも、大切だと思います。

都市圏活断層図は、四国では、中央構造線の部分しかありません。なので、高知の活断層図は、ない。ですが、土地条件図を見ると。そこが海岸平野や三角州、氾濫平野であれば、地盤は、柔らかい。洪積台地の場合は、固い。そんなことがわかります。地盤の固さで、地震の揺れは随分違うと言います木、土地を買うたり、家を建てたり、家を借りたりする場合は、これを調べちょったらエイですね。
また、治水地形分類図というのを見れば、旧河道などもわかるので、地盤の固さも、ある程度予測がつく。

その他、空中写真・衛星画像、というのもある。これは、地理院地図の場所の空中写真が、現代のもの、そして過去の空中写真と、比較して見ることができるようになっております。
空中写真は、場所によって、あるものと無いものがある。
高知市とかだと、現代のものと1974年〜1978年という空中写真しかありませんが、東京とかは、1945年から、かなり細かい年代分類の空中写真を見比べることができます。
それを見れば、昔、そこが田んぼだったのか、畑だったのか、住宅だったのか、一目瞭然。これもかなり参考になります。

ともあれ、地震。
プレート境界の付加帯にある日本は、いつ、どこで地震が起きてもおかしくない国。土地に、かなりの緊張がいつも加えられている国だから。
自分の身を守るのは自分。自分がどんな土地条件の場所に住んでいるのか、知っておくことの大切さ。

重ねて、亡くなられた皆様に深く哀悼の意を表しますとともに、被害に遭われた皆様方に、心よりお見舞い申し上げます。


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