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今日のにっこりひまわり 毎日健康社員日記

雪ヶ峰城がここにある理由〔5226〕2017/08/06

雪ヶ峰城がここにある理由

2017年8月6日(日)まだ、晴れてますが

台風はゆっくりゆっくり、やって来てます。何となく空の様子が台風接近の雰囲気を醸し出してますが、まだ、お日様も照りつける高知。風は少し出てきました。

 

今日はですね、毎年この季節に行われる、雪ヶ峰牧場の牧場祭りだ。土佐山田の雪ヶ峰牧場に関係者が集い、バーベキューなどで楽しむ日。

台風が心配されたもの、今の所は大丈夫。

思い出しましたが、以前、大雨の中やったこともありましたな、この牧場祭り。3年前だ。高知でも珍しいくらいの大雨の中、やった。たぶん、あの大雨の中でバーベキューをやった高知県人は我々だけだっただろうと確信できる、そんな楽しい思い出。

この牧場で放牧しているのはジャージー種の乳牛。ホルスタイン種に比して濃厚な風味が特徴のジャージー種の牛乳ですが、ここのは、全国の他のジャージー種とは一線を画す。

なんと言っても昼夜周年放牧。一年中、夜中であっても台風最中でも、牧場に出しっぱなしで放牧しています。

僕は、他のジャージー種牛乳は、風味がねっとりしていて、実はそんなに好きではないんですね。普通の低温殺菌牛乳の方が、好き。でも、雪ヶ峰牧場のジャージーは違います。放牧独特のすっきりした、それでいて濃厚な、なかなか表現が難しいけどとんでもなく美味しい牛乳になっているのが、雪ヶ峰ジャージー牛乳。しかも、すごいことに、遺伝子組換え飼料不使用。こんな素晴らしい牛乳があるのだろうか、と言うレベル。すごい。

 

それはともかく牧場祭り。

この雪ヶ峰という山には、戦国期、雪ヶ峰城という城郭がありました。土佐の戦国七雄、山田氏の重臣、山田監物が守っていた雪ヶ峰城。

Googleマップとかで見て見ても、ここが要衝であることは一目瞭然。素人でもわかる。

そんな重要な拠点なので、戦国期、長宗我部の家臣の中でも猛将として知られる江村小備後が攻めかかり、落とした。それが雪ヶ峰城。

幾度も雪ヶ峰に来ているのに、その城郭の跡には行ったことがありませんでした。今日は、土佐山田駅まで汽車で行き、雪ヶ峰まではラン。なので、初めて、行ってみることにしたのであります。

この写真が、その詰の段があった場所。今は轟神社というお宮さんが立ってます。場所としては、雪ヶ峰の山の東端。そんなに標高も高くない。山の中腹みたいな場所につくられた、城。

行ってみたら、理解できます。まったく、理解できます。

その詰に立つと、物部川の強い流れが聞こえてくる。詰の東側は崖になっていて、その下が物部川。今は樹々が鬱蒼として見晴らしも効かないが、当時はよく見張らせたことだろう。

そう。物部川は、ここから平野に出る。そのとば口を抑えることは、物部川の上流を抑え、下流に睨みを利かす、ということだったろうと推察できます。とても重要な、物部側を見下ろす場所だ。

初めて、その場所に立ってみて、いろんなことが腑に落ちました。

理解してから、物部川を対岸に渡り、佐岡の大橋を渡ってぐるりと一回りして雪ヶ峰に帰ってくる。合計10km。

暑いというたち。表現できないほど、暑かった。暑いというたち。

牧場に駆け上がり、最初に飲んだビールの味。このために、炎天下10kmも走ったんだ、僕は。おいしいビールと肉とご飯といろいろ。ああ。今日集まっている皆さんのおかげで、僕らは雪ヶ峰牛乳をつくることができている。そして、その幸せを、皆で、こうやって年に一回分かち合う。

 

幸せなこと。

今も雪ヶ峰城主が居たら、招待してあげたのに。


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