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今日のにっこりひまわり 毎日健康社員日記

大杉駅から土佐北川駅へ、旧線跡の旅〔3581〕2013/02/03

大杉駅から土佐北川駅へ、旧線跡の旅

2013年2月3日(日)晴れ!

それにしてもヌクい日が続きます。今日は、昨日ほどではないにしても、それほど冷ようもありませんでした。そこで。
こないだ、土讃線の大王信号場のことを書きましたき、今朝は、大杉から、土讃線の廃線になった部分を探検に行ってみることにしました。もう、行く前からワクワク。

朝、7時の特急南風で大杉駅まで。そして、いよいよスタート。線路脇を走りはじめました。ところが。
う〜ん、左膝の靭帯が痛い。昨夜、ホントに久し振りに、会社から十数キロ走って帰りました。しばらく走ってなかったので、ちくと痛めたにかありません。体重も増えちょりますしねえ。年末年始で。今日は、結構たつくる予定にしちょりましたので、不安が募りますが、まあ、それはそれ。走ると痛いので、取り敢えず歩きます。

大杉駅から高知方面に歩くと、数百メートルで大杉トンネル。それが、こないだご紹介した、昭和48年にできたトンネルですね。それは、こないだ書いたように、その後、廃された訳ではなく、ここに現存しちょりました。そのトンネルの右手に、トンネルができるまで線路があった痕跡が。そんなに草木も生えちょらんかったので、その、旧線の所をずんずん進むと道路へ。そして穴内川を渡ります。その道路の橋、どうやら旧土讃線の鉄道橋を、道路橋に再利用しちゅうがにかありません。その橋を渡り、旧国道32号線のしゅっと下の、旧線跡とおぼしき所を進みます。どんどん進みます。森林組合さんの敷地を横切ってまだまだ行くと、突然、ホントに突然、この写真の風景が眼の前に。思わずオウ!と叫んでしますような、そんな風景。

そう。旧土讃線の鉄橋跡。もちろん枕木や線路は、もうありません。が、見事な造形美を見せちょります。線路脇の保線用通路も健在で、渡れます。落ちたら死ぬ高さですが、渡れます。感動しました。この橋を渡り、再び穴内川右岸に出て、結構な薮を漕ぎながら進むとロックシェード。崩落してくる石などを避ける、ガードのトンネルみたいなのが、キチンと残っちょりました。そこをくぐり抜けると、左手に突然線路。現在線の、大杉トンネルの、高知寄り出口でした。

さて。
そっからは、今も昔も同じ所を線路が通るので、旧線跡がありません。これは、さっきの旧鉄橋のところまで引き返さんといかんか。けんど、地図を見ると、南に見えるトンネルの、あの向こうには、道路があって、再び旧線と現在線がわかれるポイントがありそう。う〜ん。
土讃線現在線の、そのトンネルを眺めながら、良からぬ考えが頭をヨギリましたが、そこはそれ。今年は大人になったひまわり太郎。きっぱりと諦めました。

しかし往生際が悪いので、斜面の下の方から、川沿いの斜面を南へ進めんもんじゃろうかと、たつくり始めたのでありました。往生際がホントに悪い。そして、境界杭を打つ作業員さんが通ったと思しきルートを発見。もちろんとてつもない薮漕ぎではありましたが、進めます。突然、しゅっと横を穴内川が強うに流れよったりして、ビックリしながら、どうぞりこうぞりトンネルの向こうへ。現在線の線路の上に出て、しばらく歩き、線路脇に出現した道路へ。

そこで、現在線が、橋を渡って穴内川左岸へ。それが、昭和61年にできた新しいルート。ですきに、そっから右岸をまっすぐ進むと、それが旧線跡ということになるではありませんか。Good Job!

てな訳で、現在道路になっちゅう旧線跡をどんどんどんどんと進むと、ゆとりすとパーク上り口。ちくと広い。たぶん、その界隈が、こないだお話した大王信号場やったと思われますけんど、痕跡はよう見つけませんでした。残念。
さて。そっから、また、薮漕ぎ。かなりこちらは草木が生い茂って進みにくいぞ。と、思いながらじっくりまったり進んでいくと、また、ロックシェード。そこをくぐり抜け、ちょっと行ったら、ありました。

また、オウ!と声を上げてしまいました。トンネルです。長さは92mと書いちゃありました。剣ヶ峰隧道。そんなに長うないので、中は明るく、歩いて通れました。
廃線マニアの間では、やっぱし、鉄橋とトンネルは垂涎。絵になりますし、往時の雰囲気を存分に味わえる。う〜ん、満足。

トンネルの入り口に、「ダイヤを見よ」のペイント。これは懐かしい。
小学生の頃、ビッシリ、箸蔵駅近くの親戚んちへ、各駅停車の汽車に乗って行きよった小生、トンネルの入り口に書かれた「ダイヤを見よ」が不思議で不思議で、何ぢゃお、と思いよりました。もちろん、運転手さんが、運行時刻が合うちゅうかどうかのチェックをするポイントやったがでしょう。最近のトンネルには、そんなペイント、ないですき、これは懐かしかったですな、まこと。

トンネルを抜けると、もう、なかなか、前に進むががオオゴトなばあの薮漕ぎ。年月を感じさせます。どうぞりこうぞり土佐北川の駅がある鉄橋へ。
鉄橋によじ登るも、ホームに上がったり、下に降りる場所がない。仕方ないので、汽車が来んことを祈りながら南へ、線路を歩きました。土手になっちゅうところから降りたら、汽車がやってきて、ビックリしました。しかれいでなにより。

さて。大杉から土佐北川までで、2時間経過。なかなかかかりましたですな。しかしこっからが問題。膝が痛い。
歩くと、どれっぱあ時間がかかるか想像もできんので、左足に負担をかけんよう、右足けんけんに近い感じで、小走り。それでも痛い。我慢我慢。
慣れて来ると、痛さが、当たり前になってきて、なんとか進めます。角茂谷を過ぎ、繁藤を過ぎ、根曳峠へ。

自分の足で走ってみて、初めてわかりました。
繁藤駅から根曳峠まで、結構、遠い。これが一番こたいました。膝が大変。
峠を越え、ちょっと下ったところから左に折れて、本日の最終目的地、ニューわかみや温泉まで下っていきます。
しかし、ここで気付きました。
小生の膝は、下りの方が痛い。
てな訳で、ヒッシカッパで痛みをこらえながら、坂道をどんどんどんどん下り、ニューわかみや温泉で、お湯につかった時の心地良さと言うたら。まっこと。お風呂の後のビールと碁石茶うどんもおいしかったです。

てな訳で、旧土讃線の痕跡をたどる旅と、根曳峠を走って越えてニューわかみや温泉に浸かる旅は、圧倒的な満足感と劇的な膝の痛みに彩られ、完遂されたのでありました。


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