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今日のにっこりひまわり 毎日健康社員日記

土地の成り立ちと、地震〔7512〕2023/11/09

土地の成り立ちと、地震

2023年11月9日(木)薄曇り

今晩は、少し降る予報。そういえば、秋雨前線がもたらす秋の長雨っての、どうなったんだ?

さて。今朝の高知新聞。さすが高知新聞、という記事があったので、ご紹介しましょう。「宿毛市街なぜ震度1多い」という見出し。

高知県下68ヶ所の地震観測地点の中で、宿毛市桜町でこの10年間に観測された「震度1」は158回。第2位は同じ宿毛市の片島やけど、77回。倍以上の回数で、県内ではダントツなんだそう。そういうことを不思議に思う感覚って大事ですよね。

 

で、専門家の先生の見解が述べられてます。まず、地震活動が活発な日向灘に近いこと。それなら何故、桜町が片島の倍以上の回数なのかと言えば、それは桜町の地盤が柔らかいから。地盤によって、地震の揺れはかなり違ってきますきんね。桜町は松田川の土砂が堆積してできた低湿地で、緩い。片島は固い地山。その違いが震度の違いとなって現れるのでした。この記事にもあるけど、2014年の伊予灘、2022年の日向灘を震源とする地震で、片島が震度4だったのに対して桜町では震度5強。かなり、違うね。

 

地理院地図には、そういった、地盤や土地の成り立ち情報が盛り込まれた地図も用意されてます。今朝の話だと、桜町はここで、片島はここ

ただ、まだこの地形分類図は整備中のようで、宿毛地区はこれ以上詳細なものは、でてきません。高知市や南国市界隈は、既に整備されています。広域図で見ると、これ。緩い扇状地や、固い更新性段丘が概観できます。で、高知市界隈を詳しく見たら、こう。地図をクリックすると、詳しい情報が表示されます。

ただ、この「自然地形」の地形分類図だけだと片手落ち。同じ地形分類図の「人工地形」を表示すると、こう。赤い部分の成り立ちは、「盛土地・埋立地」。なんらかの、人の手が入っている地形ということで、地盤はそんなに硬くありません。そう。高知市市街地のほとんどは地盤が緩い土地の上にあるという訳で、来るべき南海地震では、津波とともに、大きな揺れにも警戒が必要になるのでありますね。

 

この人工地形を詳しく見たら、例えば山を切り崩して造成された団地の中でも、地山を切り崩した上の土地と、谷に盛り土した土地があって、地盤に違いがあることが確認できます。

 

家を建てようと思ったり、見知らぬ土地へ行ってアパートを借りたりしようと思うとき。この、地理院地図の地形分類図は、おおいに参考になります。

 

そういった情報の大切さを教えてくれる、今朝の高知新聞。


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