高知競馬、夜さ恋ナイターと路面電車〔7701〕2024/05/16
2024年5月16日(木)晴れ!
今、高知駅でこれ書いてます。
それは、JRの瀬戸大橋線が、強風で運休になっているから。こんなに良いお天気なのにね。
早朝出勤し、毎朝ルーティンの仕事を片付けてからやって来た高知駅。車を駐車場に停めて、宝永町からとさでん交通の電車に乗ってやって来たのでした。本州方面へ出張の為にね。
高知駅へ着いてみるとビックリ。午前中の岡山行きは、すべて行き先変更になっておるではないか。僕が乗るつもりだった7時発の南風4号は、行き先が高松駅になってました。強風で瀬戸大橋線が運休となる為だって。そこで急いでバスターミナルの方へと歩き、岡山行きの高速バスのチケットを買いました。こんな事情なので残席わずか。買えて良かった良かった。こんなこともあるんだね。バス発車まで少し時間があるので、今、にっこりひまわりを書いております。
写真は、はりまや橋の電停。ここで、朝倉行きの電車から高知駅前行きの電車に乗り換えました。この黄色い電車は文珠通り行きの「高知けいば夜さ恋ナイター号」。高知競馬の「夜さ恋ナイター」でラッピングされた電車だったのでした。高知競馬か。いろいろあったねー、高知競馬。
かつて栄えた高知競馬も、20世紀末頃になると、赤字が続いて存続が危ぶまれてました。当時、「これは産業構造の変化なので衰退は必然」と言われてました。衰退する炭鉱と同じで、社会構造が変化したので競馬は必要となくなるけど、裾野が畜産業界などに広がっているので、どうやって退場させていくのかが大変、みたいな議論があったと記憶します。
なので行政も支援して、なんとか存続はしてたけどなかなか黒字にはならない。一時的に「ハルウララ」ブームで盛り返したけどね。
そして、大逆転。
2009年にナイター設備を整備、「夜さ恋ナイター」と銘打って、全国で初めて、通年ナイター競馬を開催することになりました。それが、当たった。大当たり。
ご承知の通り、今では、毎年のように売上、利益を更新する優良競馬となっております。すごいね。全国でネット販売ができるシステムができたのに、ナイターという希少なコンテンツが組み合わさったのが、当たりました。コロナ中には、1日で12億円の売上を計上してるから、すごい。あの「産業構造、社会構造の変化だから仕方ない」という議論は何だったんだろう。
このことから導き出されること。それは、産業構造や社会構造は常に変化するので、先のことはわからない、断定できない、ということ。
「夜さ恋ナイター」ラッピングがなされていたりするとさでん交通の電車も、車社会が進む中で厳しくなってきたけど、これからの社会変化の中で、ひょっとしたら未来の社会インフラとして栄えないと誰が言えよう。そうだ。誰にも断定できない!
などと妄想しているうちに、高速バス発車の時間が近づいて参りました。さあ。今日も元気に仕事仕事!