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今日のにっこりひまわり

これが、見納め?〔4787〕2016/05/24

これが、見納め?

2016年5月24日(火)晴れ

良いお天気。
今朝は、いつもの野市、上岡八幡宮さんの参道から、参道の先っぽにある戦争遺跡、鳥居の痕跡をズームで撮影してみました。嘉永3年(1850年)に建てられたと思われ、嘉永7年末の南海地震に耐えて屹立してきた鳥居は、昭和20年、米軍機の爆撃で破壊され、その、破壊されたままの姿で、71年間、ここに存在してきた戦争遺跡。
こないだうちから何度かご紹介しゆう通り、ここで今、東部自動車道の工事が始まりました。高速道路。この写真ではわかりにくいですが、あの鳥居痕跡の西側も東側も、田んぼや畑は土で埋められて土盛ができている。その工事の土盛の間に、シロツメクサの咲く参道と鳥居の痕跡だけが取り残されている、そんな風景。これは、ここが土盛になるのも時間の問題だ。

僕は、今日のお昼から出張に出まして、高知へ帰るのは金曜日の予定。すると。ひょっとしたら次に上岡へやって来るのは来週になるかも知れない。この工事の状況に鑑みて、この鳥居痕跡がそれまで残されているとは考え難い。
そう。これが見納め。たぶん。

静かでのどかな田園風景に、突然大きな揺れが襲い、西側の河原まで津波が遡上してきたのは1854年。172年前。そして再び静かでのどかな田園地帯に。突然米軍機が爆撃してきたのは、1945年。71年前。その翌年の南海地震は、津波はここまで来なかった。
そして今年。静かな田園風景に、突然重機が入り、道路工事が始まった。

自然災害、戦争、インフラ整備。
人々の暮らしとともに、地域に愛され、大切にされてきたものが、様々なものに翻弄されてきました。幾星霜、耐えて耐えて残ってきたオブジェも、今、最後の姿を我々に見せてくれています。

この、参道と鳥居痕跡のある場所は、公共の入会地なんでしょうかね。なので、道路工事でも、最後まで残された。地域の公共の場所であるならば、用地買収もなかなか難しかったのかも知れない。多くの合意が必要ですきんね。

開通した東部自動車道を走っておりますと、道路のネキに、神社の森やお寺さんがあることが多いような気がします。偶然なのかな。
空港インターの脇の北側には若一王子宮。南側には細勝寺、伊都多神社。
野市インターから東へ行くと、北側に立山神社、宝鏡寺。
未開通の、空港インターと野市インターの間を見てみると、この上岡八幡宮さんと金剛院。この東には天手力男神社もある。

高速道路は、そんなお宮さんやお寺さんをかすってはいるが、通ってはいませんね。敷地とか参道とかは通っていても。
それは、日本人の心として、そういったものを大切にする、畏れ敬う、という気持ちがあるからでしょうか。
どうせなら、そういったものは壊したく、ない。祟りがあっても嫌ですし。

しかし、そんなお宮さんなどの前に開けていたのどかな風景は、なくなってしまいました。目の前に壁ができる、という感じ。
神様も、さぞかし鬱陶しいことでしょうな。まさか、自分の目の前に、巨大な壁ができてしまうとは。

世の中、便利に越したことは、ない。のかな?


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