貨物列車の1年〔8292〕2025/12/28
2025年12月28日(日)晴れ
今年最後の日曜日。日曜市も賑わうでしょうか。今年も残すところ今日を入れて4日。テレビでも今年を振り返るような番組が次から次へ。
今年2025年も色々とあったけど、個人的にハマったのは貨物列車。金高堂さんで偶然手に取った「貨物列車」という本を読んで、ハマってしまいました。元々鉄分が濃いめなのに加えて、以前から、人手不足や地球環境に鑑みて、これからは鉄道貨物輸送だ、などと妄想を繰り広げていたので、その「貨物列車」という本がど真ん中にズドン。いや、知らなかったことばかりで、本当に勉強になりました。何冊か貨物列車関連の冊子も購入してしまったし。
で、世の中には一定数の「貨物列車マニア」なる人々が存在しているのも知りました。旅客列車だと毎日毎日同じ編成の同じような車両が同じ時間帯に通る訳やけど、貨物列車は、その編成が毎日毎日変化します。「貨物列車」の著者の方は、それを毎朝追いかけてのライブ動画をあげておられたりしますね。すごい。
で、貨車、コンテナ、タンク、タンクコンテナなどなど様々な種類の貨物を牽引して走る貨物列車ですが、そうなると機関車も重要だ。知らんかったけど、岡山駅とかで見かける貨物列車って、現在は、ほとんどが桃太郎。「EF210 ECO-POWER桃太郎」ばかり。直流の主要機関車で、以前の国鉄型機関車などから桃太郎への置き換えがどんどん進んでいます。「EF210」の300番台には黄色い線が入ってて、セノハチとかの急な上り坂で後ろから押す役割を果たしたりするので通称「オシ桃」などと呼ばれていることも知りました。「セノハチ」とは、広島の山陽本線瀬野駅と八本松駅の間の急勾配のことね。興味ないですか?
北陸地方へ行ってみると、交流直流両方走れるEF510ばかり走ってました。なるほど、地域によって主要機関車が違うのも、今年知ったこと。興味、ないですか?
課題も知りました。客車優先なので、何かトラブルが発生すると、貨物列車には大幅な遅延とか運休が発生してしまうと利用者さんから聞きました。これでは牛乳などの生鮮品を運びにくい。将来に向けての改善は必須でしょう。
あと、動力分散型で高速で走れる貨物列車もあるけど、そのM250系スーパーレールカーゴも登場してから23年が経過。本数もそんなに伸びてない。貨物列車には、貨車や走行方式などの技術革新が必須だと思う。でないと、貨物新幹線は実現できない。
やっと、荷物新幹線はできたけど、やはり本丸は「貨物新幹線」だ。
みたいな話を、今年は幾度も幾度も書いてきました。興味ないですよね?
写真の模型は、つい先年引退したEF66-27。ニーナという愛称で呼ばれ、人気を誇った機関車。オレンジ色のは、かつて土讃線で活躍したDF50。僕も、DF50が牽引する汽車にはしょっちゅう乗りました。来年の僕の鉄分は、また違った方向に走るのかも知れません。楽しいねー。
