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土佐山田の松尾富功禄さんと松尾サイフォン〔3466〕2012/10/11

土佐山田の松尾富功禄さんと松尾サイフォン

2012年10月11日(木)晴れ!

昨日は午後から突然雨になったがにビックリしましたね。全然、降るような予報ぢゃあなかったですよね。南国の方はかなりガイに降りました。いやいや、夏の、あの毎日のゲリラ豪雨を彷彿とさせます。

さて、こないだ、埼玉在住の友人が、facebookで、玉川上水が残堀川を潜って通る「伏せ越し」をご紹介しちょりました。サイフォンの原理を使うたもの。で、そう言えば山田にもサイフォンがあったよ、と思い出して、今朝、撮影してきました。そう。松尾サイフォン。

案内板もなにも無いので、地元の方ですらなかなかご存知ではないと思われる松尾サイフォン。
明治時代、山田の町長さんとかを長く勤めた松尾富功禄(まつおほくろく)さんが、私財も投じてつくったもの。土佐山田の北側に、山田用水という灌漑用水が流れよります。それを、山田の街の方へも流そうとした事業。ちくとわかりにくいですが、説明しましょう。

写真をご覧下さい。山田のカタブキ地区。土佐山田ゴルフ倶楽部の取り付け道路入り口から東へ行った、道から左へ急坂を上がった場所。そこに、西から豊かな水量の用水が流れよります。そして、ここで、向こう側に吸い込まれていきます。
この向こうは低い谷になっちょって、道路が東西に、川も東西に走っちょります。
向こうに山が見えます。あの山の向こう側が八王子さん。あの山の中腹よりちょっと下に家々が見えますよね。鍋山地区。ここと海抜がほぼ一緒の、結構高い場所。
ここで吸い込まれた用水は、ここからとっと下へ一気に下降、道路や川の下を抜け、そして上昇して、あの集落のかなり高い位置に吐き出されゆうのであります。すごい。コーヒーのサイフォンのように、空気の圧力を利用し、一旦低い場所に下がった水が、今一度高い場所に昇っていく、という仕組み。

明治後期、松尾富功禄さんが、オランダ式の土管サイフォンを採用して計画、工事を始めました。が、土管が一部破裂したりしてうまくいきません。空気が途中で入ったりしたらサイフォンになりませんきんね。で、コンクリート管と鉄管を併用したりして改良し、完成したがが明治42年やそうです。すごい。

八王子さんの西側に、山裾を北へ向かうセンバい町道があります。そこを北へ行くと、山の斜面に集落。そこを、水量の多い用水が流れてきよります。ところが、その北はなにもない谷。川と道路。どっからそんな多量の水が流れてくるか、非常に不思議ながですが、からくりは、この写真の場所からサイフォンで繋がっちょったという訳です。

中学校、高校の恩師に、山田から来られよった、素晴らしい人格の先生がいらっしゃいます。もう退職はされましたが、今でもお元気。その素晴らしい先生のお名前は、松尾富功禄さんから「富」という文字をのけただけでした。ご子孫になられるのでありましょうか。お父さんはスゴロクという名前だ、などというケシカラン風説を流す輩も居りましたが、実は、偉大な家系であったのでありましょう。その人格の素晴らしさの理由が、このサイフォンを眺めると、理解できたような気がします。

この松尾サイフォンを通り抜けた山田用水は、今でも、灌漑用水や生活用水、防火用水として利用され、山田の皆さんを支えているのであります。


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