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今日のにっこりひまわり

あれから2年〔3617〕2013/03/11

あれから2年

2013年3月11日(月)晴れ

あれから2年。
大震災は、2年前の3月11日でした。その日のにっこりひまわりを見てみますと、夜明け前、田んぼに水を張る風景をのどかにご紹介しちょりました。その日の午後、あのとてつもない震災となった訳です。
震災直後は、もう、これが復旧に向かうのやらどうやら、どっから手を付けて良いのやら途方に暮れる雰囲気に溢れておりました。そして2年。

色んなことを、時が解決してくれたり、しなかったり。過去の大震災との一番の違いは、やはり原発のことでしょうか。かつての大地震や大津波の後の、人々の過ごし方を調べてみますと、時が経つにつれ、着実に復興し、普通の生活に戻っていく様が見受けられますが、今回は、原発のことがありまして、ちょっと様子が違うようです。
いつものように、安政南海地震で大津波の被害を受けた宇佐の、真覚寺住職井上静照さんの、震災後の日記を見てみます。文責ひまわり太郎による、現代土佐弁読み下し。

安政南海地震から丁度2年目、安政3年(1856年)11月5日の日記。

安政3年11月5日 晴れ
風が強い。夕方4時頃、小揺れ。東町に御取越があって、行っちょった。夕方5時から夜10時ばあまでの間に3軒でお勤めして帰ってきた。日暮れ過ぎ、雨が降り始めた。風がこじゃんと強く、寒い。

丁度2年目ですが、そのことはまったく意識されちゃあせん日記。ちなみに、その1年前、震災1年目の日記には、景気付けに浜で相撲大会をやったことが書かれちょりますし、人々が、1年目で、また何か起るのではないかという不安も綴られちょりました。それに比べると、2年目は、普通の日常風景が描写されております。この辺に、時間の経過が感じられます。

しかし、この日記にもありますように、2年目を迎えても、まだ余震は続き、人々の不安が完全に拭えた訳ではない。
その3日前の日記。

安政3年11月2日 晴れ
こじゃんとぬくい。お昼過ぎ、かなり揺れた。中の大。浦人たちは、また、津波がくるのではないかと恐れ、騒ぎゆう。夜、橋田の家から、蚊帳、帷子の類いを当分預かっちょってくれ、と、持って来た。これも、津波が来るがを恐れてのこと。夜中に小揺れ。

このように、時折強い余震があり、その度に、浦の住民が津波を恐れゆう姿が描写されちょります。普通の日常に戻りつつも、まだまだ完全復興には遠い感じ。特に、人々の心の傷は、まだ深いままであるようです。

ただ、やはり人々の暮らしにお祭りや賑やかなことは欠かせない。日記にはそんな様子もあります。

安政3年11月3日 晴れ
今日は、商売人が、えびすさまを祭るということで、餅を撒いたり配ったりしゆう。人を呼び寄せてご馳走をしゆう家もある。一日中、歌の声がやまんかった。
この浦の漁船が、今朝、フカを釣ってきて市場に売り渡した。商人が買いに来て、その腹を割いたところ、人間の手がひとつ呑み込まれちょったということで、見物人がどっしこ。さて、そのフカが、誰かに売り渡されたのか葬ったのかは、知らない。夜8時頃と夜中の2時頃、小揺れ。

人間の手はともかく、このような、村を挙げてのお祭りごとは、しょっちゅうやりよります。日記を読むと、ホントにしょっちゅう、そんな賑わいを感じることができます。庶民のエネルギーは、震災後も、そしてこの風雲急を告げている幕末でも、たのもしく溢れゆうようです。この月の20日にも、宇佐福島で相撲。

震災後、しょっちゅう行われゆうのが相撲。あちこちで、ビッシリ開催されよります。痛手を受けた庶民の心を癒すのに、相撲が、大きな役割を担うたようです。
東北の皆さんも、何かで、心を癒しながら過ごしてきた2年間やと思います。これからも、着実に、ちょっとづつ、継続的に、癒しながら前進していくでしょう。我々も、それぞれができることで、ちょっとづつ、継続的に。

さて、丁度2年目ということで、今一度、過去にご紹介した、各地に残る震災を伝える碑を、まとめてご紹介しちょきます。先人の想いを、我々は、後世に伝える義務があります。

野市、上岡八幡宮の、津波の碑

手結、観音山てっぺんの震災碑
岸本、飛鳥神社の碑
南国市、琴平神社の玉垣
浦戸、稲荷神社の鳥居

土佐久礼、熊野神社の碑
宇佐、静照和尚が供養した供養碑
須崎、津波の碑
仁井田神社、玉垣

黒潮町、津波の碑


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