堺町、はりまや橋、今昔〔382〕2004/05/02
2004年5月2日(日)曇り
さてさていよいよ連休本番。皆様いかがお過ごしですか?高知市内も、観光客の方が増えてきました。うきうきしますね。
昨日のにっこっりは、堀詰から堺町方面を撮影しましたので、今日は堺町の歩道橋の上からはりまや橋方面を写してみました。前方に見える交差点がはりまや橋交差点。左の写真は、同じようなアングルの昭和8年の写真でございます。はりまや橋の交差点が前方に写っちょりますね。ご覧のように、戦災までは今に比べてかなり道幅が狭かったことがわかります。右手前の建物は「大山館」という映画館でしょう。
その向こうの、交差点に面した大きな建物は四国銀行本店ですね、たぶん。
昨日の横山隆一先生のお話では、ここに電車が開通して賑やかな街が少し北の通りに移ったとのことでした。しかし、写真で見る限り「ヒトの賑わい」という点で言えば今よりも賑やかそうですね。道幅が狭く、映画館や劇場、カフェなどが、この界隈には多かったそうです。
戦後、思い切って広げられた道路(当時はこんな広い道路は「無駄」である、と非難されたそうです)も、今では朝晩のラッシュ時にはたくさんの車が溢れかえる交通の要衝になっっちょります。しかし、ヒトはあまり歩いてないので、「賑わい」は薄れてしまいましたね。増して、はりまや橋交差点の向こうの右角に写っちゅう西武百貨店が店を閉めてからは少し寂しくなってしまいました。ここが「土電会館」だった頃、3時間待ちでディズニー映画を見たり、レーシングカーで遊んだことを思い出します。
ヒトの集まる「賑わい」を復活ささんといかんですね。