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伊都多タワーからの眺め〔4093〕2014/06/30

伊都多タワーからの眺め

2014年6月30日(月)薄曇り

昨日は真夏日やったそうです。どうりで、暑かった。暑い真夏のRUNは、川に飛び込んだりと、それなりに夏を満喫できるので、好きです。

ここは前浜。南国市前浜。この3月に完成した津波避難タワーの上から海の方角を撮影してみました。南国市の海岸線。予想される、南海トラフ大地震津波の最悪想定は、16m。場所によって、その想定の高さは違うてきます。
この避難タワーは、前浜でも一番海抜の高いところに作られちょります。前浜伊都多タワー。南国市につくられた避難タワーは全部で14基。それぞれ、その場所での最悪想定の津波高に合わせ、避難しても心配ないように作られちゅうがやと思います。

東日本大震災が発生する迄、この伊都多タワーが立つ伊都多神社さんの境内が、津波での指定避難場所でした。過去、安政の南海地震や、記録に残る最大級の宝永南海地震では、津波がこの砂丘を乗り越えることはなかったのでありますね。
宝永自身の直後、奥宮正明さんによって調査され、被害状況を纏めた谷陵記によれば、前浜は「半亡所」。砂丘の上の高いところだけ残り、低い場所の家屋はすべて流されてしまった、という意味であると思われます。
この伊都多神社さんの境内がある場所は、標高は約12〜13m。伊都多タワーが立つこの場所は12.27m。発表された、この地域の想定最大浸水深は、0.84m。つまり、13.11mの津波が押し寄せ、この砂丘の頂上を洗いながら乗り越えて行く、という最悪想定。
そうなると、久枝、前浜、浜改田地区では、すべての地域に津波がやってくる、ということになります。

そこで、構築された14基の避難タワー。
この伊都多タワーは、スロープで上がれる一段目の避難スペースが16.03m、二段目が19.03m。ここへ避難さえできれば、なんとかなります。

ところで、取り敢えず、こうやって避難タワーを整備するのは重要なことでしょう。加えて、何度かこのにっこりにも書いてきたように、人工の小山、命山を構築することも、考えて頂きたい。実際、東日本大震災でも、楽天イーグルスの二軍の球場近くにある人口の小山に避難して、何人もが助かっちゅうそうです。山には斜面があり、流されてきて打ち上げられ、助かる、ということもあり、普段は公園として利用できす。古来、久枝にあった室岡山は命山と呼ばれ、幾多の津波や水害から人々を守ってきたという歴史があります。取り崩して飛行場がつくられるまで。山は、老朽化しませんし。

伊都多神社さん。
海抜12mのこの場所も、言うてみれば命山。宝永地震で「半亡所」となった前浜ですが、この砂丘があったので、「亡所」になることを免れました。
この一番高い安全な場所にお宮さんが建てられたのはいつの頃のことでしょうか。長禄二年(1458年)に鰐口が奉納された、という記録があるので、それ以前から、地元で尊崇されてきたお宮さん。古い古い神社。
古い神社は、基本的に、その土地でも安全な場所に鎮座ましますことが多いのはご承知の通り。集落で一番高いこの場所に、地域の産土神が祀られるのは、自然の流れ。これからも、地域を守ってくれる大切な神様。

伊都多神社の拝殿の前からは、鳥居を透かして太平洋を眺めることができます。
大正から昭和10年代にかけて、土讃線の開通もあったりして、県内の景勝地を投票で選ぶ、というようなことが流行りました。たぶんその一つ。昭和7年に「土佐十名勝地」というのが選ばれる事になり、伊都多神社さんが当選したにかありません。そのことを記念する碑が、境内に立ちます。避難タワーの上は、普段は、景色を見ながら住民がくつろぐスペースにしたりせんがでしょうか。汚れたり痛んだりするき、いかんがでしょうか。普段の、避難スペースとの付き合い方も、これから大切になってくる気がします。


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