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文系人間の理科〔4784〕2016/05/21

文系人間の理科

2016年5月21日(土)晴れ

木漏れ日を見て、湯川秀樹の伝記を想い出した。
ここは、今朝の野市、上岡八幡宮さん。拝殿の横に朝日が差し込み、木々の緑が美しい。今、緑が一番キレイな季節かも知れません。

子供の頃、家にあった伝記集。その中に湯川秀樹さんのがありました。日本で最初にノーベル賞を取った偉大な学者の伝記として。その中に、湯川秀樹さんが中間子の理論を着想するきっかけになったのが、子供の頃にみた木漏れ日だった、というような内容が書いてあったと記憶します。そのことを、この木漏れ日を眺めながら突然想い出した、という訳だ。

湯川秀樹さんは、偉大なる物理学者ですが、歌人としても有名で、文学を解する物理学者。文学を解する物理学者と言えば、誰がなんというが、その代表は寺田寅彦先生。寺田先生も湯川先生も、その文章は美しい。理系人間なのに文章が素晴らしい、と言えば、最近では福岡伸一先生ですね。講演にお招きしたことがあって、懇親会で一緒に飲んだことがあるのが、僕の自慢。

寺田寅彦や湯川秀樹、福岡伸一のように、理系の先生が美しい文章を書いたり芸術を語ったりするのであれば、文系人間が理科を語る、てなことがあっても良いのではないか、と、突然思いました。そうそう。それは、アリだ。
僕は文系。典型的文系人間で、子供の頃から、理数系の科目を苦手としてきました。近年になって、地学とか宇宙とか、分子物理学とかにかなりの興味を持つようになりましたが、これも非常に文系的な好奇心から。なので、理論的な難しいことは全部すっ飛ばかして、この世界の不思議を感覚的に楽しむ。これが文系人間の理科の楽しみ方だ。

こないだ、この美しい風景が見える上岡八幡宮拝殿で、カミキリムシをご紹介しました。で、節足動物と脊椎動物、果てには鳥類世界支配の妄想まで、書いたことでした。
その際に書きましたが、カミキリムシのような節足動物は、巨大化しても限界があるのでありますね。
石炭紀に2m近いヤスデが居た、などというのは、地球の歴史に鑑みれば例外のできごと。それでも2mだ。
現在の地球上で巨大な節足動物と言えば、土佐湾にも生息するタカアシガニ。ウィキを見てみますれば、オスが足を広げると3.8m。甲羅の幅は40cmになる、と書かれちょります。なるほど。まあ、デカい。
しかしそれでも、道頓堀の、カニで有名なお店の入口の上に掲げられちゅう、あの、足が動く巨大なカニほどでは、ない。
ちなみに、四国では、松山にありますね、あの、巨大なカニのお店。

実際、あんなカニがおったら凄いですが、居ません。おったら、びっくりします。
節足動物は、こないだも書いたように、外骨格で身体を支える構造で、外骨格が重くなりすぎるので、巨大にはなれない。酸素呼吸の問題もある。
地球上で、恐竜のように巨大化できるのは動物は、結局のところ脊椎動物だけんなでしょうかね。

そんな訳で、ゴジラやウルトラマンにでてくる怪獣で考えてみると。
いや、こないだ、考え始めたところでやめたので、文系人間の理科としては、ここで掘り下げておきたい。

ゴジラは、アリ。脊椎動物で、あんな感じの恐竜は地球に生息しておりましたので。
ウルトラマンも、アリでしょうか。しかし、実際にはもっと重心が低くないと、地球の重力的に問題があるのではないか。
モスラ。
モスラ〜や、モスラ〜、と、我々世代はおもわず口ずさんでしまうモスラは、いかんでしょう。モスラは蛾。昆虫。昆虫は節足動物。それにしても、今、ウィキで見てみて驚きました。幼虫の体長がなんと180m。うわ。成虫の体長が135m、翼長250m。そんなにデカかったのか。
節足動物は、そんなに巨大になれません。

エビラ。
ゴジラのシリーズの中でも、かなり強烈な印象で覚えちゅうのが、「ゴジラ対エビラ対モスラ 南海の大決闘」。エビが巨大化した、という設定だが、もちろんエビも節足動物なので、身体の支持構造的に、無理でしょう。

キングギドラ。
これは、もう、OK。

それでは軟体動物はどうなのか。
地球上でも、かつて、3mもあるようなアンモナイトが居た時代もあるし、現在でも2mの二枚貝がいたり、する。しかし、双方とも、大きな殻が。それでも、それくらいの大きさ。
ところがナメゴン。ウルトラQのナメゴンはナメクジ怪獣。身長30mのナメクジ怪獣だ。

ただ、ナメゴンの故郷は火星。地球よりも引力が少ないので、支持構造を考えると、アリなのかも知れない。しかし、30mのナメクジは、ちょっと、嫌だね。


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