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安房トンネルと中の湯温泉の思い出〔4824〕2016/06/30

安房トンネルと中の湯温泉の思い出

2016年6月30日(木)小雨

夜明けの頃は晴れちょりました。青空が見える朝でしたが、徐々に雲が広がり、小雨。梅雨ですきんね。昨日の夕刻、姫路から汽車に乗ってモンて来ちょります。

以前、僕が東京で大学生をやりゆう頃、大きな鉄製の新聞配達自転車に乗って高知へ帰省したことを書いたことがあります。時間だけはあった、あの頃。
薄汚れたリュックサックを、自転車のチューブで大きな荷台に縛り付け、台湾を自転車で一周した時に買うてきた傘をかぶって、強烈な夏の日差しの中を帰ってきました。

東京からは甲州街道を下り、信州へ。そして、標高1812mの安房峠を越えて飛騨高山へと進みました。よくもまあ、あの変速機もない重い鉄の自転車で行ったもんです。酔狂というものでしょうか。
自転車に趣味があった訳でも無く、すれ違うサイクリストたちに奇異な目で見られながらの旅でした。
て、峠の標高は1812mと思い込んじょりましたが、今、地理院地図で見てみると1790m。勘違いなのか、道路工事で変わったのか。

道路工事と言えば、今は、あの安房峠のクネクネ急坂を通らんでも、安房道路という有料道路のトンネルを抜けて、あっという間に通れるようになっちゅうそうです。
安房道路の安房トンネルは、アカンダナ山という活火山の高温帯に掘られたトンネル。なので、このトンネルも、日本トンネル工事の中でも難工事トンネルとして、有名なんだそう。工事中に火山性ガスを含む水蒸気爆発があって、4名の尊い犠牲者もでております。

そう。火山の高温帯。
松本から国道158号線をどんどん登り、標高1300mを超えた所で、上高地への分岐がある。
その分岐から安房峠へ曲がった辺りで、僕の自転車は、パンクしてしまいました。サイクリストではないので、パンク修理道具も持ってない。途方に暮れておりますと、そこに立派なロードレーサーに乗った一人のサイクリストが通りかかる。
で、事情を説明すると、修理してくれました。良かった良かった。
修理してくれている間、僕は、上高地分岐の所で旗を振って交通整理をしていたおにいちゃんと親しくなり、旗振りを手伝って過ごしたことでした。あの夏の日。

で、修理が終わるも、もう、夕刻。
この時間帯から安房峠を自転車で登るのは、ちくとキツい。

そこから少し上がった所に「中の湯温泉」という温泉旅館がある。仕方が無い。泊まろう。

この時の自転車による帰省ですが、基本、野宿。山中の土管の中とか、神社の境内とかで、寝袋にくるまって寝ながら帰ってきましたが、その道中で唯一の贅沢、旅館泊が、この中の湯温泉だったのであります。
ああ。良い温泉でした。

旅館の建物から、裸になって、小さな道を川沿いまで下っていくと、露天風呂があった。良い温泉でした。

そこで地理院地図を見てみよう。
ん?
記憶では、上高地分岐からすぐの所にあったぞ、その旅館。で、川縁に下ると露天風呂。この現在の地図では、中の湯温泉は、だいぶ、上に在る

で、情報リストの空中写真で、1974年〜1978年というのを見てみると、僕の記憶通り。旅館の建物は、上高地分岐からすぐ上がったところに、ある。

移転したのか。
で、調べてみて、わかりました。安房トンネルの難工事が、原因。
上に書いた事故の際、土砂崩れと雪崩も発生、大量の土砂が川へと流れ込んだそうです。で、その影響で、トンネルの中の湯温泉側出口の位置が、当初予定よりも北側に変更になり、それにより、中の湯温泉が、現在地への移転を余儀なくされた、とのこと。なるほど。

便利になったトンネル工事の影響で、僕がやむなく泊まった中の湯温泉の位置が、変わったのか。今、そんなことを、知りました。

写真は、今朝、出勤途中の高知東部自動車道、稲生のトンネル。トンネルを通りながら、トンネル工事のことに思いを馳せ、安房トンネルが難工事であったことがわかり、安房峠のことを思い出したのでありました。


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