尾池先生、地震、四万十高校、石積み〔8237〕2025/11/03
2025年11月3日(月)薄曇り
今日は文化の日。新聞に、元京都大学総長尾池和夫先生が、「瑞宝大綬章」という天皇陛下から直接手渡される勲章を授賞された、という記事。嬉しいねー。このにっこりを読んでくださっている方なら誰もがご存知の尾池先生。中学高校の誇るべき大先輩。
ちょうど今、尾池先生の最新刊「活断層のリアル」を読んでいる途中だったので、記事見て驚きました。そう。昨日も大阪から帰りの汽車で読んでました。この本にも書いてるように、尾池先生は地震学者やけど機械にも強い。そんなことから自前で機械の回路を組んで「微細地震」の観測に取り組み、日本の活断層の状況などを詳細に調査、明らかにして来られました。
阪神大震災の前に、神戸新聞に、その界隈での地震発生の脅威について書かれていたりして、その研究の先進性、正統性が評価されることになった、尾池先生。
京大総長、京都芸術大学学長、静岡県立大学学長などの公職はすでに引かれ、京都の自宅で俳句会を主宰。しかし悠々自適にはならず、講演などで全国を飛び回っておられます。今回の授賞を受けての取材冒頭で披露したのが自作の俳句。
おんちゃんの うるめじゃないと いかんきに
良い句やねー。恐らくは自慢の句。地学、そして地震学はまだまだ発展途上やけど、尾池先生の示唆する話はどれもこれも興味深くで、このにっこりでも幾度も触れさせて頂いてきました。丹那トンネルと中央リニア新幹線の話とか。
尾池先生、地球は、人類に大被害をもたらすけど、同時に恩恵もたくさん与えてくれている、と説きます。重要なのは、どのように大自然と向き合い、共存していくか。
自然と共存といえば、この左の記事。こないだ「石積み甲子園」のこと書いたけど、昨日がその本番で、四万十高校が準Vに輝いた、という記事。いいねー。優勝は徳島県の城西高校神山校。さすが。
会場には100名以上が集まった、ということで近年の石積み人気の高さが伺えます。行きたかったねー。
こういう、限られた地区の限られた学校だけでなく、広く石積み技術が民間に伝承されていくようになったらいいね。これからのニッポンにとっては、こういう取り組みが大切だと思う。地域に、こういった技術を継承、指導される方がいてこその、四万十高校準V。おめでとうございました!
さあ、僕は今から大川村。去年は大雨で中止になった大川村の「謝肉祭」。行きたい行きたいと思いながら、まだ行ったことなくて、今日が初「謝肉祭」。高知県畜産振興課の皆さんや酪農家さんと一緒に楽しんで参ります。
