高知土佐山田100年〔8269〕2025/12/05
2025年12月5日(金)晴れ!
12月らしい気候になって参りました。冬はやっぱし冬じゃないとね。善き哉善き哉。四国山地の屋根、三嶺方面にもうっすらと雪が積もっているのが市内からも見えました。
さて。
土讃線の歴史を振り返ると、一番最初に須崎駅日下駅間が開通。1924年3月のこと。で、その年11月に日下駅高知駅間が開通。そして翌1925年12月5日に、高知駅土佐山田駅間が開通したのでした。土讃線100年ということで、色々と周年企画が行われてきたよね。須崎駅日下駅開通100周年の記念切手シートには、なんと、僕が以前撮影した西佐川駅の写真が使われてたりします。
で、現在は、高知駅土佐山田駅間の開通100周年ということで、色んな記念事業が実施されてます。記念式典は昨日、土佐山田駅でやってますね。
そして発売されたのが、「記念入場券」。土佐山田駅、後免駅、土佐大津駅、土佐一宮駅、そして高知駅の入場券がセットになったもの。土佐大津駅とか土佐一宮駅とかは無人駅で入場券はいらんけど、それはそれ。今朝10時から発売なので、後免駅で購入してきてしまいました。せっかくですきんね。
もう一つの記念事業が、JR四国1000形の1015号先頭に貼られたヘッドマーク型ステッカー。デザインされているのは高知市の高知城、南国市の掩体壕、香美市頓城のしだれ桜。なかなかマニアなの選んだのね。渋い。誰が選んだんだろう。そのセンスはかなり斜め上だ。せっかくなので、ステッカーではなくてちゃんとしたヘッドマークにしたら良かったのに。ステッカー1枚(前後なので2枚?)だけ制作するのも大変なので、もっといっぱいつくって全部の汽車に貼ってもいいよね。
ステッカーが貼られているのはJR四国1000形1015号機。JR四国製としては最も古くから走っている車両のひとつでしょう。国鉄時代からの車両にはキハ185系とかあるけど、土讃線のこの区間は走ってないし。この区間で一番の古参車両を、記念ステッカー車両に選んだんでしょうかね。
1000形は、1990年から1997年まで製造された車両。1015号は、1990年に製造された28両のうちの、1両。
1990年製造ということは、現在35歳。とさでん交通の電車ほどではないけど、頑張ってます。土讃線100年の歴史のうち35年間なので、その存在、功績はとても大きい。
ひまわり乳業は今年で創業103年。なので、創業した時代には、まだ現在の土讃線は1mmも開通してなかった訳だ。土電の電車は走っておったけど。つまり、高知から京阪神への公共交通は船だった時代。高知の経済は高知でほとんどが完結していた、そんな時代。高知の牛乳を県外で販売する、なんてことは夢にも思わんかった、そんな時代。道路も未整備だったし。
100年経ち、世の中は、当時は想像もできなかったくらい変わりました。だから、100年後の高知がどんなになっているのかは、僕らの想像の外にある。明るい未来を創っていきたいねー。
