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小津神社と寺田寅彦先生〔2335〕2009/09/06

小津神社と寺田寅彦先生

2009年9月6日(日)晴れ!

今日もまた暑うございますな。残暑厳しき9月の日曜。

今日は、ちくと法事がございまして、洞ヶ島(ほらがしま)の安楽寺さんにお坊さんを迎えに行っちょりました。洞ヶ島は、その昔、高知市内が浦戸湾の底やった頃の古浦戸湾に浮かんじょった島。その、昔島やった所の近くに、小津があります。今の小津町。小津高校とかのある小津。

紀貫之さんが、国府から京へ帰る際に船に乗ったのは大津。古浦戸湾の一番大きな港が大津やったことでしょうきに、小津はそれより小さい港でしょうか。

と、いうことは、洞ヶ島は港のしゅっと近くにあった島ながでしょうか。洞窟があったがかも知れません。

小津には小津神社が鎮座しちょります。この界隈の氏神様で、なかなか由緒ありげなお宮さん。写真は今朝の小津神社境内。なかなかキレイに整備されちょります。

右手の燈籠、明治25年に、この小津神社の氏子さんが、息子さんの病気平癒を祈願して祈願成就し、そのお願ほどきに奉納された燈籠。氏子さんの名前が寺田利正さんと刻まれ、隣に「男 寅彦」と刻まれちょります。そう。病気になった息子さんは、高知の生んだ偉大なる地球物理学者にして随筆家、寺田寅彦さんなのであります。

明治11年生まれの寅彦さんですきに、病気が治ってこの燈籠が奉納された時には満で14歳。嬉しかったことでしょうね。

自然の見せるすべての現象を注意深く観察し、想像力を働かせ、物理学に大きな足跡を残した寺田寅彦さんは、近年、再評価されてきた偉大な研究者。文豪夏目漱石さんの文学の弟子、という側面も、その人間としての素晴らしさを物語っちょります。

そんな寺田寅彦さん、体が弱かった少年時代をお城の北で過ごし、小津神社のお蔭もあって、立派に成長していった訳ですね。その足跡を直接見れる、小津神社であります。


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