「憲政之祖国」本邦初公開〔275〕2004/01/16
2004年1月16日(金)晴れ時々曇り
今日の高知県地方、少し雲が出ちょります。山は雪でしょうか。山に雪が積もったら子供に雪を見せに行っちゃらんといけません。
昨夜は、九州からのお客さんが来ちょりましたもんで、遅うまでそばえてしまいました。少し二日酔いですが大丈夫。朝からひまわり太郎は元気いっぱいでございます。
さて、最近のにっこりの話題に自由民権運動の話がよく出てきますので、今朝もそれに関連した場所を撮影してきました。ご覧の写真はひまわり太郎の家の近く、「東九反田公園」の「憲政之祖国」と書かれた立派な碑でございます。ここは、南に鏡川、北に堀川が走り藩政期から明治大正にかけては海運の中心として大いに賑わった場所です。
幕末、土佐藩はこの場所に「開成館」という富国強兵殖産興業のための施設を置き、様々な活動をします。明治維新後、廃藩置県を控えて、西郷隆盛、大久保利通、板垣退助の三者会談がひらかれたのもこの場所です。その後板垣退助によって設立された「立志社」は、明治7年の設立当初はこの場所におかれました。立志社が新京橋の方へ移ってからは立志社の学校「立志学舎」が置かれ、多くの人材を育てることになり、憲法制定、国会開設に大きな影響を与えました。そこで、この場所に「憲政之祖国」の記念碑が建てられたのですね。
板垣退助邸がここに移築されちょったんですが、老朽化したので高知市の手によって「憲政記念館」という建物が昭和40年に建てられました。この、写真を撮る為にひまわり太郎が立っちゅうところに、その「憲政記念館」は建っちょりましたが、これも老朽化した為つい先日取り壊されました。そのお蔭で、このようなアングルで写真を撮ることができた訳です。この記念碑のこのアングルからの写真は、おそらく本邦初公開ですね。すごいでしょ?
この場所は、それほど色々な謂れのある場所なんですが、あまり知られちょりません。もっと、広く解りやすい施設にして欲しいですね。