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雑喉場魚市場の鯔、鯔ジャンプ、孕のジャン〔3116〕2011/10/27

雑喉場魚市場の鯔、鯔ジャンプ、孕のジャン

2011年10月27日(木)秋晴れ!

良いお天気。シビコオルほどではないにしても、朝は結構冷え込みました。ここは今朝4時半頃の鏡川。九反田橋北詰からちょっとだけ西へ行った土手の上。西を見ると美しい水道橋、そして雑喉場橋、その上に木星が輝きよります。
雑 喉場(ざこば)に生魚の公設市場ができたがは慶長期(1596年~1615年)といいますき、古いです。藩政期を通じて、高知の城下の魚商いセンターでし た。寛政6年の布告でも、南が宇津野山、西が雁切川、東が葛島に囲まれたエリアでは、この雑喉場と、そのしゅっと北の納屋堀以外で、魚市場を開くことを禁 じちょります。
この雑喉場で、一番優先的に競売されたがは、潮江村と吸江村出荷の鯔(ボラ)。昔から、浦戸湾ではボラがどっしこ跳ね回りよった訳です。
今 でも、浦戸湾やこの界隈の汽水では、ボラが跳ねます。ボラジャンプは、普通によく見かける風景。こないだご紹介した、浦戸湾の漁師、橋田謙一さんの文章に よりますれば、昔は、今よりずっとずっとたくさんのボラが跳ね回りよったそうです。そして興味深いことを書いちょりました。
以前、「孕のジャン」 のことを書きました。浦戸湾の孕界隈で、突然ジャーンという大きな音が鳴り、さざ波がたって、それから後は魚が一切釣れんなる、という自然現象。昔から ビッシリ報告されちゅうそうです。これについては、かの寺田寅彦先生も言及しちょりまして、地球の自然現象ではないかと考察しちょります。が、浦戸湾漁師 の橋田さんの説はこう。橋田さんは、自分で孕のジャンを体験しちょります。静かな真夜中、水面を泳ぐ何千何万というボラの大群が、何かのきっかけに驚い て、一斉にジャンプをおこない、同時に水中に没する際に「ジャボン!」という大音響が響き、孕周辺の山々に反響して「ジャン、ウワーン」という音がする、 ということです。
これはなかなか説得力のある説。自分で体験しちゅうだけに、迫力があります。そして、ボラが少のうなってきた現代、ジャンという現象が見られんなった、という現実とも合致します。なるほど。


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