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面河第一取水堰〔3762〕2013/08/03

面河第一取水堰

2013年8月3日(土)晴れ!

今日も暑うございます。昨日の夕方、東京からモンてきましたが、まあ、高知の暑いこと。夕方6時になっても、車の外気温表示が34℃でした。で、ビヤテラスのビールがこじゃんと美味しゅうございました。

今日は、朝から香川、そして愛媛。自分の車で移動しましたが、瀬戸内は、時折小雨が降ったりして、高知よりはちくと気温も低め。
で、愛媛からの帰りは、いつもの国道33号線でした。

さて、国道33号線を松山から高知向いてイヌリよりますと、途中に色々と興味深い構築物。こないだご紹介した、大渡の見事なトンネルもそのひとつ。今日は、趣き深い堰をご紹介しましょう。

松山から三坂を越え、久万の町を抜けてずんずん行くと、美川。美しい巨岩のそそり立つ御三戸はご存知ですよね。そこを過ぎると、国道沿いの川の水量も増えてきます。面河川。仁淀川の上流。橋には「仁淀川」と書かれちょりますき、ここも正式には仁淀川ながでしょうか。地図には面河川と書かれちょります。
その面河川、国道から見下ろせる場所に、このような堰。いかがでしょうか、このフォルム。美しい。石を積んで構築された堰で、右端に、魚も遡上できる水路が取られちょります。

今年は雨が少なく、この下流の大渡ダムでも取水制限が始まった、てな記事が新聞に載っちょりました。この堰の水量も少なめ。多いときは、この堰を川水が越えて、それもまた美しい風景になります。

ここは、面河第一取水堰。
標高369mの地点に構築された取水堰。こっから引かれた水は、6000m近い導水路を通って上部水槽に貯められ、一気に標高270mの放水路に落とされて発電されるがにかありません。面河第一発電所。四国電力さんの水力発電所。もちろん現在も現役。
ネットで調べたら常時出力が1300kw。おう。ひまわり乳業のデマンド契約が900kwくらいですき、ゆっくりまかなえるではありませんか。認可最大出力は7000kw。上等。

で、そのページによりますれば、その面河第一発電所の運用開始は、なんと昭和3年。そうか。この美しい堰のフォルムは、昭和3年につくられたものやきながか。石を曲線状に積み、周囲の風景に見事にとけ込んだ姿。新しいダムなどとは、格の違いを感じさせてくれますな。
運用開始時の所有者は伊予電気鉄道。電車を走らせるがに、発電所をつくった訳でしょうか。もちろん電車以外への使用も考えて。
それは、以前にもご紹介した、琵琶湖疎水の発電所が京都に路面電車を走らせるために作られたがと同じ。電車を走らせるために発電所ができ、それが一般家庭や工場の電気利用を推進し、電気文明が発展した、そんな歴史の原点が、ここにありました。

この見事な産業構築物は、後世に残していくべきですな。まだ、現役ですき、産業遺産ではないですが。


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