蔵開き、春爛漫〔4008〕2014/04/06
2014年4月6日(日)良いお天気
良いお天気の日曜日。春です。
今日は、香南市赤岡の、高木酒造さんの蔵開きに行っちょりました。高知には18の酒蔵がありますが、その中でも、非常に秀逸なお酒をつくる高木酒造さん。銘柄は「豊能梅」。とよのうめ。近年、様々な鑑評会などでこじゃんと優秀な成績をおさめゆう、おいしいお酒。その高木酒造の高木社長さんは、小生より2つ年下ですが、実に真面目にお酒づくりに取り組んでおられます。
お酒の味を決めるのは杜氏さんですが、高木酒造さんでは、社長さんが杜氏。社長の思いが、そのままその味に込められちゅうという訳です。
今日は、家から走って行きました。
家を出て、青柳橋から五台山の南を抜け、稲生へ。稲生から、近年で開通した蛸の森トンネルを南へ抜けて十市。十市から、砂丘の上の狭い道を東進。この海岸線には7つの津波避難タワーが完成しました。その界隈を、色々とたつくりながら走って浜改田、前浜、久枝と抜けて物部川河口大橋。河口を東へ渡り、南下して吉川村天然色劇場から吉川漁港。で、海岸の道をクネクネと通って赤岡。
約22kmのRUNでした。風が冷たく、汗もあまりかかない、心地良い春RUNでした。
そして到着した蔵開き会場。
う〜ん、RUNの後はビールが飲みたい。しかし、当然でありますが、会場にはお酒しかございません。様々な種類の、色んなつくりかたをしたお酒が並び、利き酒ができるようになっちょります。これは贅沢。で、喉は乾くはお腹は空くは、という状況ではありましたが、お酒、たくさん頂きました。もう、どれもこれも美味しゅうございました。
酒糟でつくったかす汁は無料サービス。その他、鯖寿司やら酒粕まんじゅうやらポテトサラダやらを食べながら、ひたすらお酒を飲む時間。お昼過ぎですが、もう、蔵が酔うたんぼで溢れかえります。
高木酒造さんは、創業130年。明治17年に創業で、現在の社長さんが五代目。当初は「春柳」「喜久娘」という銘柄やったらしいですが、昭和3年、寺尾酒造さんという蔵が閉鎖するのに伴い、その商標「豊能梅」を買い取った、という逸話があるそうです。
アッと言う間に時間は過ぎ、終了の午後3時。
で、そのまま帰るのはもったいないので、友人達と、2軒隣りの「とさを」さんへ。うどんの汁にラーメンという「中日そば」で有名な「とさを」さんで、やっとビールにありつきました。おこげご飯にちりめんじゃこを掛けてお茶漬けにしたのを食べ、中日そばを食べ、ニラの卵焼きを食べ、もうお腹いっぱい。
ああ、せっかく22km走ったのに。
高知の酒蔵では、何ヶ所か、こうやって蔵開きをやりゆうメーカーさんがあります。その中でも、高木酒造さんの蔵開きは、キチンと利き酒をやったり、酒蔵見学をやったりと、ちゃんとしちゅう蔵開きながやそうです。
とは言え、200名を超えるお客さんたち、酔うほどに賑やかに騒ぐほげる。
結局17時前の汽車で高知へモンた訳ですが、あかおか駅から乗ったお客さんは全部酔うたんぼ。赤岡からの酔うたんぼは、感覚としてはもう夜。しかも10時くらいの、絶好調タイムの感覚で汽車に乗っちょりますので、声は大きいし会話が酔うちゅう。実際は5時ながですけんど。まあ、もちろん自分もそうなんですけんどね。
高知ならではの、明るいうちから酔うたんぼが溢れる汽車に乗って、モンてきました。
春。高知の春は爛漫。