在所隕石、高知隕石、石鉄隕石、蛇紋岩〔8354〕2026/02/28
2026年2月28日(土)晴れ
昨日は降りました。高知では珍しいことやけど、「雨が降って良かったねー」という会話が飛び交ってました。まだまだ油断はならんけど、ほっと一息。でもまだ高知市の給水制限は継続中。節水を心がけましょう。
心がけているうちに、2月も今日でおしまい。明日から3月。いつの間にか春爛漫、花粉の季節になってました。花粉症にはヨーグルトですきんね。花粉症の皆さん、バクバクもりもりヨーグルトを食べてください。
さて。僕が蛇紋岩好きであることは、多くの皆さんがご承知のことと存じます。そう。僕は蛇紋岩が好き。高知市の北山とか日高村とかには立派な蛇紋岩帯があります。高知城の山にも蛇紋岩の露出があるくらい、高知ではよく見かける石ですが、全国的にみると結構貴重な石なんですね。
蛇紋岩は、マントルのカンラン岩が水と反応して生成され、かなりのスピードで地中に上がってきたもの。で、かなり貴重なものやけど、貴重と言えば昨日ご紹介した石鉄隕石。やなせ先生が生まれ育った在所村朴ノ木に明治31年落下してきた隕石は、とてもとても貴重なもの。ウィキには「2万2507個中116個しかない」と書かれてるけど、[要出典]マークがついてるので真偽は不明。ただ、本当に貴重であることは間違い無くて、国立科学博物館HPの「日本の隕石リスト」でも、全54個中、在所隕石の1個だけが石鉄隕石。
どうして貴重なのか。それは、このページで石鉄隕石の成り立ちを見てみたら、理解できます。天体の、核とマントルの境界で形成されるから「鉄ーニッケル合金」と「珪酸塩鉱物」が混じり、なかなか素敵なデザインの岩石となっている訳だ。「珪酸塩鉱物」と言えばカンラン岩。そう。蛇紋岩を形成するカンラン岩。
すべての鉱物で蛇紋岩が貴重であるように、すべての隕石の中で石鉄隕石が貴重なのでした。
ところで。
高知には「在所隕石」の他に「高知隕石」と呼ばれる隕石があって、県の天然記念物に指定されてます。これは、昭和24年11月20日午後8時頃、高知市桟橋通の民家に、ガラス窓を突き破って落下してきたもの。ガラス窓に径3.4cmの穴があき、畳をうすく焦がしたという石は、扁平球状で1.6g。現在も個人蔵とのこと。「在所隕石」が、落下当時330gだったのに比べると随分小さいけど、これも石鉄隕石とされてます。
高知市のページには「石鉄隕石としては我が国で4個目」と書かれてますが、他にそういった記述のページが見当たらないので、これも本当のことはよくわかりません。
夜8時頃、ということで、その家のご主人Kさんは囲碁をやってる最中でした。その「かたわら」に落下して畳を焦がしたという石鉄隕石。小さくて良かったね。これが「在所隕石」くらい大きかったら、家は破壊され、人的被害が出てたかも知れません。
