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今日のにっこりひまわり 毎日健康社員日記

県境の標高〔4682〕2016/02/09

県境の標高

2016年2月9日(火)晴れ!

昨日、四国一標高が高い峠、躄峠のことを書きました。で、少し気になって、調べてみました。県境の峠。と、申しますか、県境。地点地点の緯度経度や標高が表示される、便利な便利な地理院地図で。
高知県は、徳島県と愛媛県に県境を接しちょります。基本、四国山地の主脈の尾根が県境になっちゅう、ということ。なので、県境の峠は、かなりの標高があると想像できます。で、調べると、1000m界隈の峠が多いですね〜。
大栃から徳島へ抜ける峠、四ツ足峠が1029mくらい。豊永から祖谷へ抜ける京柱峠は1123m。立川から新宮へ抜ける、参勤交代にも使われたルートの笹ヶ峰は1017m。大川村から別子への大田尾越は1113m。

瓶ヶ森と石鎚山の間にあるシラサ峠はなかなか高くて1406m。こないだご紹介した、平家落人集落の椿山から面河川上流へと抜ける高台越が1112m。
池川から美川へ抜ける旧松山街道の県境は826m。梼原から美川への地芳峠は1078m。
そっから西は、県境の山も少し標高が下がってきて、有名な峠もなくなってきますな。

県境ではない、しかし高そうな峠も調べてみました。愛媛県。石鎚山の頂上から数百メートル北東へ尾根を下ったところに、夜明峠というのがありました。1982mの石鎚山のネキですき、さぞかし高かろうと思うてみてみると、1652m。躄峠の方が130mも高い。いかに、躄峠が高い峠であるのか、判る。

では、県境で標高が低いのはどこか。海岸部、海岸に近いところは除いて、山間部の県境で標高が低いのは。
さっき、西部は低うなっちゅう、ということを書いたように、山間部県境で標高が低いのは西ヶ方。なるほど。江川崎から予土線沿いに宇和島の方へと行った、県境。そこに、サコちゃんという有名なデザイナーさんがIターンで住んでおりまして、何度かお邪魔して、おいしいウナギやら鮎やらをご馳走になっちょりますが、その、西ヶ方。そこの、四万十川の支流である広見川の県境は標高46mくらい。あんなに山に入っちゅうのに、46mしかない、西ヶ方。

では、中部は。
国道33号線、仁淀川沿いの県境。228m。しゅっと北に標高1541mの明神山があり、しゅっと南に標高1480mの天狗高原があることを思えば、仁淀川の侵食力はなかなかすごい。
で、ここ。
こないだもおそばを食べた「そば茶屋」がある県境。国道32号線の県境で、この北には大歩危峡がある、山深い場所。この吉野川が流れる県境の標高は約190m。仁淀川の県境よりも低いんだ。左右には1300m級の山があっての190m。吉野川、恐るべし。
断層がつくった渓谷、という訳ではなく、四国山地を縦に切り裂く渓谷。考えると、不思議だ。四国山地を縦に切り裂いて北上した後、直角に右折して、中央構造線に沿うようにまっすぐ東進する吉野川。

昔から、人々の往来は、山の上を中心に行われました。今、国道が走る川沿いではなく。
吉野川も仁淀川も、山中に入ると両岸は切り立った急斜面。なので、とても、歩いて通る往来には向いちょらざったと思われます。危なすぎて。
山歩きをしていてわかるのは、歩きやすいのは尾根である、ということ。そして、平坦なのは、山の上の部分。山の上の平坦地に人々が住み、尾根筋を通って往来していた。土佐と国外を結ぶ往来は、1000m級の峠を越えての往来であった。昔の人々は、今の人にくらべると信じられないくらい、山をやすやすと歩いたのであります。

この県境で、ご主人に先立たれた後、一人でそば屋さんを切り盛りするおばあちゃん。同じ岩原出身の、弊社のヤスシに尋ねたら、もう、87歳くらいとのこと。ビックリ。とてもそんなには見えない。
毎年旅行に出かけ、すごい体力で歩き回るおばあちゃんだそうだ。
山歩きで鍛えた足腰は、我々のようなへなちょこではない、ということ。すごい。


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