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今日のにっこりひまわり 毎日健康社員日記

ケシ坊主〔5155〕2017/05/27

ケシ坊主

2017年5月27日(土)本当に良いお天気

一年の中でも、これほど気持ち良いお天気の日は、そう幾日もない。そんな素晴らしいお天気の高知。昨日の朝の飛行機で、東京からモンてきました。

今日はお昼から仕事やら会合が幾重にも重なっているので、午前中、走ってきました。余りの気候の良さに、身体が耐えきれんなったので。

こんな素敵な日は牧野にしよう。

そういう訳で、家から五台山を一気に駆け上がり、高知県立牧野植物園。開演の9時丁度に入園できるよう、走ってみました。

牧野も、今日は、多くの善男善女で賑わっている。僕は年間パスを持っているので、いつでも入場できます。この季節も、この季節を表現するような色とりどりの花が、あっちにもこっちにも。思わず、ひとつひとつの花に見入ってしまう、牧野植物園。こんな施設が近所にあって、本当に良かった。

 

で、写真は、本館から南園へと向かう小径の途中。

この小径には美しい薔薇のアーチがあったり、展望台があったりします。その展望台の手前の道の下。柵で厳重に囲われた一角が。ケシだ。

こうやって、ケシが生えている風景、見たことありますか?

僕は初めてでした。これがケシか。説明板に、ケシのこと、詳しく書いてありました。元々は地中海東部沿岸に分布していたとされます。そうか。古代、人類が文明を築き、都市を成立させたようなエリアだ。古代文明の頃から薬用植物として栽培されていたと言いますき、古い古い歴史をもつケシ栽培。ひょっとしたら、文明の萌芽とケシ栽培は、関係があるのかも知れませんな。

写真の、長い茎の先っぽ。ユーモラスな風体の物体が、ケシの実。花が咲き、花弁が落ちた後、あのような実が成るんだ。なるほど。あれをケシ坊主と呼ぶ。長ネギの先っぽにできるネギ坊主は、あれは花だが、ケシ坊主は花の後の実。これが、古来、人類の歴史に様々なドラマを与えてきたというケシの実。

この果実にナイフで縦に傷をつけると、そこから白い乳液が滲み出してくる。その乳液を集めて乾燥させたものが、アヘン。大英帝国のエゴイスティックな野望を実現するために、中国を酷い状況に陥らせた、アヘン。

そのアヘンに含まれるモルヒネという成分が初めて抽出されたのは1804年。で、19世紀半ばのクリミア戦争などで本格的に利用され始め、南北戦争では多くのモルヒネ依存症を生み出した。

こないだ読んだ、「クリミア戦争」では、モルヒネなどを使った、手足切断などの外科手術が本格的に行われるようになった最初の戦争が、クリミア戦争でした。

劇的に治療の様相を変えることになったモルヒネ。

そのモルヒネを科学的に変化させると、ヘロイン。

日本で栽培が厳しく規制されているのは「ケシ」「アツミゲシ」「ハカマオニゲシ」の3種類。でね、「オニゲシ」「シベリアヒナゲシ」「ヒナゲシ」「ナガミヒナゲシ」などは、栽培してもかまん、ケシ科植物。「オニゲシ」と「ハカマオニゲシ」は似ているので注意が必要、などと書かれちゅう。なるほど。

まあ、大麻、マリファナ系よりも、ケシを原料とする麻薬の方が、たちが悪そうですな。

たちが悪いと言えば覚醒剤だが、これはケシとも大麻草とも関係のない、化学的抽出成分。日本でヒロポンと呼ばれたのは、昭和16年に大日本製薬が「ヒロポン」なる商品名で発売したことによる。

 

いかん、話が逸れた。

とても良いお天気の、美しい植物園の話だった。このケシの近くには、珍しい白花栴檀。もう、かなり散り始めている白花栴檀が、青い空に映えてました。お菓子の浜幸さんの薯蕷饅頭「白花栴檀」は、とても良いお菓子です。


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