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雪と中谷宇吉郎と寺田寅彦〔6152〕2020/02/18

雪と中谷宇吉郎と寺田寅彦

2020年2月18日(火)晴れ

昨夜、降ったみたいです。雪か霙か霰か雹か知らんけど、かなり水分の多い凍ったものが、降ってます。

今朝は車で出勤なのですが、フロントガラスがこんなになってて、融かすのにしばらくかかってしまいました。外に車置いてる皆さん、早めに準備せんと、遅刻してしまいますよー、と言いたくなりました。大きなお世話やけど。

 

2月も後半に入ってきて、やっと冬になった感じですな。いや、一昨日の天気が嘘みたい。夜が明けると、北山が白い化粧をしてます。まさに、冬。

 

雪で思い出すのは中谷宇吉郎さん。

実験物理学者で、世界で初めて「人工雪」なるものを作ることに成功した人物。というか、僕らにとっては、かの寺田寅彦さんの弟子、というのでお馴染みですよね。お馴染みではないですか?

雪の結晶写真を撮影しまくって分類し、雪というものの不思議を解明していった、中谷先生。寺田寅彦門下生らしく、上手な随筆をたくさん書いてます「雪」とか。

「雪は天からの手紙」という名言は、あまりにも有名。

 

科学者と文学。共通するのはなんだろう。

好奇心と想像力でしょうか。想像する力。もっと言うと、妄想する力でしょうか。言いすぎました。でもね、なんでもないようなことに興味をもって、それを、自分だけの想像力で分析し、解き明かし、表現していく。

寺田寅彦さんにとって、物理を考えるのも文章書くのも、同根だったんだと思います。

 

雪の研究に没頭し、一生を捧げた中谷先生も、たぶん同じ。

生まれが石川県だから、子供の頃から雪に馴染み、雪の中で生きてきた中谷博士だからこそ、そんな研究ができたんでしょうな。めったに雪を見ない僕らでは、そうはいかん。

 

寺田先生とか中谷先生みたいな人物、どうやって育つのか。

役に立つとか立たんとかには関係ないよね。なんでもないようなことに、深い深い興味を持つことが許される環境。それが大事だと思う。全国統一の大学入試で、想像力や発想力のある生徒を見極めるとか育てるとか、誰が考えたんだろう。オーテピア前に立つ寺田寅彦先生の「ねえ君 ふしぎだと思いませんか?_」の言葉が身に沁みる。

 

雪でカチバリついたフロントガラスが融けるのを待ちながら、ぼんやりそんなこと、考えてしまいました。めったに見ることのない雪なので、めったに考えんことを考える。そんな朝。

今から兵庫県方面へでかけます。

人生初、神戸空港へ!


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