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今日のにっこりひまわり 毎日健康社員日記

プレート運動が織りなす風景〔6411〕2020/11/03

プレート運動が織りなす風景

2020年11月3日(火)晴れ!

昨日は降ったけど、今日は快晴。素晴らしいお天気。僕は早朝から会社にきてます。

実は一昨日の日曜日。奈半利町のコスモス、見に行ってました。奈半利の町を過ぎて、国道から山手へと100mほど上がった「平」という地区の、コスモス。

Googleマップにも「コスモス郷」と書いてるから、以前から有名だったんでしょうか。僕は初めて行きました。

 

いやー、素晴らしかった。すごく良かったです。いや、コスモスの花は、もう終わりかけてて「満開」という訳にはまいらんかったけど、案山子と地元のおもてなしが、最高。長閑で長閑でのったりまったり。とても柔らかくて暖かい空気が流れてる感じ。

地元の皆さんが、稲刈りの終わった田んぼにコスモスの種子を播き、見事なコスモス畑を演出してます。そのコスモス畑からは太平洋が望めて心地よい風が吹く。

そして、案山子。かかし。国道の上り口のところの、「案山子が座ってお出迎え」に始まって、この平地区に上がってくると、いろんな場所に、コスモス畑の脇や駐車場の隅に、かかしがいらっしゃいます。あたかも、人間にように。農作業の合間に休んでる感じでね。

コスモス畑と案山子と太平洋。なんという長閑で心休まる風景なんだろう。Googleマップのストリートビューでも見れますね。これ。この両脇がコスモス畑になり、あちこちで可愛らしい案山子が出迎えてくれる景色を想像してみてください。

 

そして、集会所では、集会所の前に休憩用のテーブルと椅子が出てて、お茶、出してくれました。何かを販売してる訳ではなく、地元の皆さんの気持ち。テーブルには焼き芋や栗が置いてありました。「どうぞどうぞ」とおっしゃるので、食べました。美味しかったです。

 

ここは「平」という地名だけあって、標高100mの平かな土地。海成段丘やね。更新世に、浅海底で堆積した土砂から成り立ってます。それがどうしてこんな高い場所にきてるか、というと、隆起。南海トラフ地震の度に隆起を繰り返す高知県東部は、田野町の大野台地や室戸吉良川の西山台地など、たくさんの海成段丘が形成されてるんですね。更新世段丘なので、水捌けが良い土地。だから、甘薯などがおいしくできるのでした。お芋、おいしかったです。

 

この写真の本。今年の6月に亡くなられた、高知大学名誉教授の鈴木堯士先生が編まれた「大地が動く物語」。この本には、高知県各所の、特徴的な地質について詳しく解説されてますが、その中に一章を設けて室戸岬の隆起について書かれております。

南海地震で隆起を繰り返し、室戸岬は弘法大師の時代から10mくらい隆起してる、みたいな話。遠くから岬を見ると、高位、中位、低位の三段になってること、わかります。この平地区は標高100mくらいなので、中位段丘でしょうか。

「平」という地名が、段丘表面であることを表現してていいですね。プレート運動が織りなす風景が、ここにもありました。

 

もう、今年のコスモスは終わりやけど、来年、また、案山子とコスモスと海に出会いに行きたいと思いました。


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