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今日のにっこりひまわり 毎日健康社員日記

立花隆の書棚〔6643〕2021/06/23

立花隆の書棚

2021年6月23日(水)晴れ

良いお天気。週間予報の雨マークの列(梅雨のね)は、こないだうちからずうっと、後ろへ後ろへとズレていってて、今の政権の課題先送りを実践してるような感じ。

そんな風な政権へのスタンスとか、科学的なものの見方とか、とんでもない好奇心とか、いろんな意味で尊敬できる偉大な人物、立花隆さんが、4月30日に亡くなっておられたとのニュース。驚きました。80歳という、今で言えばまだ若い御年。あの、それこそ好奇心が溢れるあの表情が、大好きでした。

 

ニュースとかでは「田中角栄の研究」の話が紹介されてて、確かに立花隆を世に知らしめた仕事はそれやけど、その後の旺盛な仕事っぷりは見事としか言えないと思います。

ご自分で、読んだ本は3万冊とおっしゃっておられるけど、どうやって3万冊読むんだろう。10歳から読み始めたとして70年。1年428冊。月間35冊。そうか。そう考えると不可能な数字ではないけど、それでも立花さんの蔵書の難解さ、深さに鑑みて、すごい。

 

この「立花隆の書棚」は、6年前、新しくなった金高堂さんで買って、できたばかりのスタバで読みました。あのときは、キリスト教の三位一体があるように、現代は、神学、物理学、哲学の三位一体が必要だ、みたいなことが「まえがき」に書かれているのに惹かれて買ったと書いてます。

世の中に書棚は数あれど。誰それさんの本棚、みたいなことで紹介されてる書棚は数あれど、立花隆さんの書棚の深さは飛び抜けてますね。この本見て、改めて感動したことでした。読んだ本は3万冊を超えるけど、蔵書はどうやら10万冊とか20万冊とからしい。で、その本は、各所に分散して整理されたり整理されなかったり、立てられたり積み上げられたりして保管?されてるらしいのだが、そのメインとなるのが、ネコビル。文京区小石川にある、立花隆さんの事務所のビルで、地下二階、地上三階、更に屋上まで、本でビッシリ埋まったビル。階段も本だらけ。もちろん仕事で、ということもあるだろうけど、何よりも立花隆さんの好奇心の旺盛さが、その蔵書に表れてるのでした。

 

知の巨人

 

これが、立花隆さんを一言で言い表す言葉。世の中、表面的な現象だけで動いていない。目の前をこなすことだけで動いていない。だから、一見関係ないような物事を知ることで、本質が見えてきたりする。それを知らずして判断したり行動したりするのが、立花さんには耐えられないんだと思う。だから「知」を追求し、探求をやめなかった。神学、物理学、哲学の三位一体を考えた。

 

ネコビルをストリートビューで見ると、こう。だからネコビル。更新世段丘、武蔵野面の端っこ、段丘崖の坂道の下にたたずむこのビルに、立花さんの思いが詰まっています。

 

これからこのビル、蔵書はどうするのか気になるね。下世話な話でごめんなさい。

 

世の中に蔵書の多い人、読書量の多い人は数あれど、立花隆ほどあらゆるジャンルを読みこなし、本が血となり肉となっている人物は、そうそうはいない。巨星がまたひとつ、堕ちた。


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