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今日のにっこりひまわり 毎日健康社員日記

ビジネス車両と食堂車と「分割」民営化〔6710〕2021/08/29

ビジネス車両と食堂車と「分割」民営化

2021年8月29日(日)晴れ!

8月も最終盤にきて、やっと暑さギンギンギラギラ。残暑でも炎暑でもなんでもいいので、もうしばらく夏らしいお天気が続いて欲しいねー。♪ギンギンギラギラのー、夏なんです・・・

 

ところで。

JR東海では、採用試験で、鉄道マニア、鉄道オタクのような人材は採用しない、と聞いたことあります。これはどうやら本当らしい。新幹線を中心とする鉄道経営に、ロマンとか情緒とかを持ち込まれたら困るんでしょうかね。僕は、そのあたりに、日本という国の交通インフラや社会に対する考え方の歪みが深く厚く沈殿しているような、気がしてます。今日は日曜日で、時間があるので、その辺の話をじっくりまったりネバネバと掘り下げてみたい。長いっすよ。

 

さて。

国鉄を民営化する際に「分割」したのが、そもそもの「始まり」。あれは僕がまだ若い、仕事し始めてそんなに経ってない頃だ。ドル箱の東海道新幹線で収益のかなりの部分を稼ぐJR東海を誕生させる一方、公的資金を注ぎ込まないと絶対に存続していくことができない、地方公共インフラを支えるJR北海道やJR四国を誕生させる。ここから、すべてが始まったのだ。

 

全体で考えたら、もっといろんな事が考えられると思うのに。色んな企画列車が、基本、その地域のJRのエリア内で完結してるのだけ見ても、楽しさ魅力が半減してます。僕は、企画列車はキライやけど、高知から北海道へ行けるような企画寝台列車が登場したら乗るかもしれません。四国ん中だけグルグルまわってもねー。遊園地のお猿の電車じゃあるまいし(←古い)。

JR東海が邁進する道は、ビジネスに特化した高速化と利便性の追求。そちらで儲けるので、もっと文化的なこととか情緒とかロマンとかを掻き立てるような工夫をする必要を、まったく感じてないように見えます。そんなこと考える社員は「邪魔」だとさえ思ってる節が、ある。そんな鉄道会社を誕生させてしまったのが、「分割」。

 

JR四国が経営が厳しいのは、経営者が劣っているからでしょうか。JR東海は経営者が優秀だから利益構造の会社になっているんでしょうか。ならば。JR東海の経営陣ならば、JR四国を、公共インフラ、地域の脚という機能を保持しつつ、優良経営にもっていくことができるんでしょうか。

 

そんな訳は、ない。誰が考えても、わかるではないか。

大都市一極集中の弊害がコロナなどで浮き彫りになる昨今。地域再生の鍵は、JRの「統合」だと、僕は思ってます。全体で考えたら、地方が良くなるようないろんなこと、もっともっと考えられると思う。

 

こんなこと書き始めたのは、こんな記事見たから。

 

東海道新幹線のぞみ7号車「S Work車両」試験導入

 

この記事によるとだね、「のぞみ」のビジネス環境を整備して、無腸Wi-Fiの容量、サービスを充実させ、ビジネスに特化した車両をつくる。で、喫煙ルームを改造して、打合せなどに利用できるビジネスブースを導入する、ということらしいのである。

まあ、別に反対する訳ではない。新幹線車内でパソコン打って仕事しゆう人が多いのは、自分も含めて結構居るし、このコロナ時代、リモートワーク時代では良い提案なのかも、知れません。それはそれ。

 

そういう工夫を考えるのであれば、食堂車とかビュフェとか考えてもいいのではないか、というのが今朝の考察の主旨。新幹線の食堂車が好きだった僕の、妄想。

これ読むと、新幹線では、利用客が増えて客車を増やす為に、食堂車を廃止した、となってます。2000年のこと。バブルの頃に比べると食堂車の利用客も減ってたし、ということね。

でも、今、こんな時代。僕らは、必死になって、移動中の時間、寸暇を惜しんで仕事をし続けるのか。東京名古屋間を1時間で駆け抜けて仕事したいのか。いや、そうする必要があるのか、という話だ。

 

こないだから紹介している、新幹線開通前の時刻表見ると、鉄道で東京大阪日帰り出張は、無理。だからゆっくりと車内を楽しみ、出張先で充実した時間を送る。あの時代、イケイケどんどんの時代に新幹線が開通することには重要な意味があったけど、それ以前が不便で貧しい時代であった訳ではないのである。

 

振り返って、今。

一極集中と格差拡大が課題となっているけども、政策決定をしている人たちは集中してる側、格差の上側の人たちなので、その課題がすぐに解決するとは思えない。自分が切迫してないもの。で、こんな時代だからこそ、もっと、生きていく「心」のことを考える時間があってもいいのではないか、と思う訳です。

そのために。

まず、JRは統合しよう。そして、効率やビジネスだけではない、情緒とかロマンとかを感じられること考えよう。日本全体で。ビジネスはビジネスで、娯楽は企画列車で、と分けるのではなく、ビジネスの合間に「心」を注入しよう。まずは食堂車だ。

話、飛び過ぎ?

 

JR東海は、鉄道マニア、鉄道オタクは採用しない。

だからこんなことになってしまっているのではないのかな?

と、話は、最初に戻るのである。移動中に仕事するのは旅情がないけど、移動中に食事するのは旅情を掻き立てられる。この感覚を持った人がJR東海に居れば、そして日本の鉄道工事史に詳しいマニアがJR東海に居たら、リニア新幹線静岡工区も、こんなに揉めんかったろうにと思うのです。

夏休み最後の日曜日に、じっくりまったりネバネバとそんなこと考えてます。暑いねー。


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