おたのしみコンサート、牛乳!〔8113〕2025/07/02

2025年7月2日(水)晴れ!
暑いね、暑い。暑いと、牛乳は結構売れます。ありがたいことに。ただ、元々が北国生まれである乳牛は、暑さに弱い。暑いと牛がダメージを受け、乳量が落ちてきたりするので、酪農家さんは大変だったりします。
そしてこの業界では、来月8月1日の「乳価改定」を控えてます。飼料価格の高騰などで酪農経営が大変になってきているので、2年振りの乳価改定。少し、値上がりします。
生産者乳価が上がると、当然ですが市場価格も上がります。酪農家さんにとっては「ひと息つける」訳ですが、業界全体としては、様々な課題も、あります。
一番大きいのは、消費減退への懸念。そう。値上がりすれば、当然、買い控えが予想される訳で、今は業界挙げて、消費拡大をどうするかに取り組んでいたりするんですね。
先日、Jミルクの方とお話しました。Jミルクでも、今回の値上げによる消費減退はかなり心配しているところですね。お米の高騰が家計を圧迫している中で、牛乳の価格が上がると、どれだけの買い控えが生じるのか、なかなか読めない、という話。
牛乳の消費拡大、と言いましてもその方法は多岐にわたる訳で、やはりひとつひとつの地道な活動が大切になってくるんだと思います。
高知県には、高知県牛乳普及協会という団体があります。大昔から、あります。ほぼ各県に存在し、その全国組織がJミルク。牛乳の普及拡大に取り組む組織ですね。
高知県牛乳普及協会としては、毎年、「高校対抗!高知家の牛乳料理コンクール」を共催したり、乳質改善コンクールに協賛したり、龍馬マラソンで牛乳を配布したり、みたいなことをやってきました。
で、今日は、高知県牛乳普及協会としては、初めての事業「おたのしみコンサート」。
「ぽんぴんず」という歌のおねえさんのユニットがあります。「おたのしみコンサート」は、3人のおねえさんが、歌ったり踊ったりミュージカルをやったりするというもの。で、いろんな活動をされているのですが、その中で、子どもたちに牛乳をもっともっと飲んでもらおう、というストーリーのコンサートもやってこられてます。
そして今年、高知県牛乳普及協会として、初めてオファーし、今日、実現したのでした。高知市の「あおい保育園」さんで、朝10時からの1時間、たっぷりと子どもたちに楽しんでもらい、牛乳に親しんで頂きました。
おねえさんたちは、子どもたちを楽しませるプロフェッショナル。さすがです。元気一杯の子どもたちが楽しむ姿は本当にいいもので、僕も大いに元気を貰ったことでした。
牛乳の消費を増やすひとつの方法は、若い世代に少しでもたくさん飲んでもらうこと。牛乳の素晴らしさをわかって頂き、親しんでもらうこと。ひとつひとつの地道な取り組みが、重要。
これからも、頑張って、牛乳の普及拡大につとめて参ります。