お山のディスコ、奉納相撲、震洋の悲劇〔8158〕2025/08/16

2025年8月16日(土)晴れ!
今朝もまた、高知新聞から。
左下、昨日紹介した、奥物部湖水祭りの写真。「山のディスコ」盛況、という見出しで、一昨日に僕も参加した奥物部湖水祭りの記事が掲載されてました。この記事によりますれば、今年のお客さんは8000人。確か、去年は7000人とか言うてたので、年々盛況になってる感がある、すばらしい夏祭り。
平日の夜、交通の不便な山中に、これほどの人が集まって踊る、というのは、すごい。
AIに尋ねてみたところ、お祭りが開催されている大栃地区の人口は636人。人口の10倍を超える人があのグランドに集まって、踊る。すごい風景。素晴らしい!
昨夜、ある会合で飲んでましたが、隣の席の女性も踊りに行ってたことが判ってびっくり。初めて行ったそうで、一度行ったらもうヤミつき、とおっしゃっておられました。そりゃそうだ。
同じ日、本山町の阿弥陀堂で行われてたのが「奉納相撲」。あちこち、チビッコ相撲みたいなのは残っているけど、大人も参加するガチンコの奉納相撲は珍しい。勝てば、千円札をテープで貼り合わせた「すだれ」が貰えるので、なかなかの真剣勝負。
僕が行ったのは2015年だから、もう10年も前になるのか。あの時ご案内した日銀の支店長さんは、現在は高知銀行の頭取だ。この記事によると、約160,年の伝統がある奉納相撲。疫病と凶作の厄払いで始まったとのこと。昭和30年代に一度途絶えたのを、50年ほど前に地元有志が復活。今年は30名の大人が真剣勝負で盛り上がったと書いてます。「近年は外国人も加わり、出場者は増加傾向」とは頼もしい。
人口減少と高齢化が進む土佐の山中で、どんどんと参加者が増えるお祭りがあり、出場者が増える奉納相撲がある。素晴らしいよね。
そして、高知県人にとって忘れてはならない8月16日の震洋爆発事故。幾度かこのにっこりでもご紹介してきた、終戦の翌日に起きた惨事。111名の若い命が犠牲になった悲劇。謎の、誤った出撃命令で出撃準備中の特攻兵器「震洋」が、爆弾満載のまま爆発事故を起こし、失わなくてもよい尊い命が喪われた事故。80年目の今日も、慰霊祭が行われると思います。今朝の高知新聞には、その大事故の際に11歳で、隊員とも交流のあった地元の方のお話が載ってます。
悲喜交々の記事が並ぶ、お盆の高知新聞。地域に、そして過去に想いを馳せる時間を、ゆっくり過ごしたい、お盆。