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鏡川潮江橋、北村久寿雄さんの金メダル〔817〕2005/07/11

鏡川潮江橋、北村久寿雄さんの金メダル

2005年7月11日(月)曇り

ちくと蒸せますな、今朝の高知市内。湿度がかなり上がっちょります。ご覧のように、川面からも靄が湧き上がって幻想的な情景を演出しちょります。

ここは、鏡川、潮江橋と雑喉場橋(ざこばはし)の間の北岸の土手。ひまわり太郎の通勤路ですな。前方には潮江橋、その上を土佐電鉄の電車が走りよります。

この辺りの鏡川は汽水域。満潮時には浦戸湾からこの上流まで水が上がってきます。で、あんまし「流れ」がなく、また「波」もなく、水面が静かに広がる時間帯がございます。

その昔、ここは高知の学生さんたちの水泳練習場やったそうです。大原町の市営体育館の玄関脇に、ここで練習してオリンピックで金メダルを獲得した大人物のことを書いたパネルが貼られちょります。

その人物は北村久寿雄(きたむらくすお)さん。大正6年高知市生まれで、小さい頃から、ここで練習する旧制中学の学生さんたちに混じって水泳の練習をしよったそうです。高知商業学校に進学して水泳選手となり、昭和7年のロサンゼルスオリンピック1500m自由形で金メダルを獲得したのであります。それまでのオリンピック記録を40秒近く更新するという大記録で、以降20年破られんかったそうです。時に久寿雄さん14歳と10ヶ月。この、日本水泳金メダル最年少記録は平成4年の「これまで生きて来て一番嬉しい」で有名になった岩崎選手まで抜かれる事はなかったのであります。

北村さんはその後、三高から東京帝国大学に進学、ILO(国際労働機関)日本政府代表部一等書記官や民間会社で重役として活躍、日本マスターズ水泳協会会長など、我が国の水泳発展のためにも尽力されました。偉い人もおったもんです。

ここ、静かな川面を見せる鏡川は、北村久寿雄さんの原点でもあります。


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