路面電車、あんぱん、町の魅力〔8179〕2025/09/06

2025年9月6日(土)晴れ!
今朝の高知新聞。
まず、右下。とさでん交通の路面電車について、10年後を見据えたあり方を考える検討会の第2回会合が開かれた、という記事。メンバー、どんな方々なんでしょうかね。どういう方向で進んでるんでしょうかね。いや、気になります。以前から書いているように、公共交通を考えることは社会学。この町を、将来どんな社会にしていくのか。そういう大きな視点での議論が不可欠。こういう委員会には、なかなか僕を呼んで貰えないのが寂しいねー。たぶん、鉄分が濃すぎるんだと思う。
宇都宮や富山のLRT事例など、人口規模がそこそこならば、都市のあり方に大きなインパクトを与えることができる、路面電車。
ここは、上下分離も視野に入れながら、「公共」「都市」「社会」といった視点からの夢のある議論をしてもらいたい。決して「赤字のとさでん交通をどうやって救済するか」みたいな上から目線の議論にならないよう、お願い申し上げます。路面電車は、街の魅力だ。
そして左の大きな記事。朝ドラ「あんぱん」の脚本家、中園ミホさんのインタビュー記事。こないだ「らんまん」やったばかりなのに、また高知が舞台となる「あんぱん」が朝ドラになったのは、中園ミホさんのお蔭。あるNHKプロデューサーさんが、朝ドラとか大河とかは、誘致運動しても、却って逆効果になったりする、それよりも脚本家を捕まえるのが一番の近道、とおっしゃっておられました。そういうことだ。
そう言えば、こないだ、相席食堂で南国市が舞台になったのは、出演オファーを受けた松原タニシさんが、どこで取材したいかと聞かれた際に、七人ミサキの高知へ行きたい、と答えたからなんだそう。
つまり、誘致運動よりも、高知が魅力的である、面白い、ということが重要ということが、なんとなくわかってきます。そう。街の魅力だ。
「あんぱん」の、カフェの店長役で、土佐弁指導をされている西村さんは、宇佐出身の役者さん。今回の「あんぱん」では、脚本を魅力的な土佐弁に読み替えたり、役者さんたちの精神的支柱になったりと大活躍。現代の、僕らが普通に使う土佐弁を、高知の人が喜ぶような表現で、役者さんに喋らせる。それを心がけたとのこと。
各自の台詞を全部土佐弁にして録音し、役者さんに渡す。現場で、イントネーションなどを指導する。今回のスタッフさんの中で、一番仕事したんではないか、と言われているのが西村さん。「あんぱん」の魅力には、西村さんの貢献がこじゃんと大きいのであります。
さあ。あと3週を残すのみとなってしまった。もう、「あんぱん」ロスが始まってしまい、ちくと寂しい。寂しいけど、ここから最終回までは、ノブさんの存在、活躍がすごいんだって。期待するしかありません。
ほいたらね。