「あんぱん」最終回!〔8199〕2025/09/26

2025年9月26日(金)晴れ!
今朝は「あんぱん」最終回。感動したねー。素晴らしい最終回で、思わず号泣してしまった。
「あんぱん」には、この半年、本当に楽しませて頂きました。本当にデキの良い朝ドラだったと思います。まあ、普段朝ドラ視ることって、ほとんど無いのですが。
毎回キチンと視聴したのって、一昨年の「らんまん」と今回の「あんぱん」くらいでしょう。特に今回の「あんぱん」は、弊社のある南国市が前半の舞台となってたこともあって、思い入れが強かった作品です。
やなせたかし先生の奥様、暢さんを主人公にした朝ドラをつくりたい、と考えたのは、脚本家の中園ミホさん。その経緯を想像するに、NHKから、ヒット作連発の脚本家中園ミホさんに朝ドラ脚本のオファーがあり、中園さんが、ぜひ、やなせ先生とその奥さんを取り上げたい、とお返事して、「あんぱん」が始まったんではないでしょうか。つまり、脚本家ありき。
「らんまん」の時も、誘致運動が功を成した、みたいなこと言う方がおりましたが、真相は違うみたいです。NHK的には、誘致運動に応えて舞台を選んだ、と思われたくないとのことで、誘致運動が逆効果になることもある、と、関係者の方がおっしゃってました。そうだよね。僕はずうっと、そう思ってました。
こんなページがありました。2022年後期までの朝ドラの舞台地回数マップ。2022年までは、高知県って朝ドラの舞台地になったのはたった1回。1988年、藤田朋子さん主演で放映された「ノンちゃんの夢」だけだったんだそう。でもあの「ノンちゃんの夢」も、あんまし「高知県」のイメージってないよね。
そして2023年に「らんまん」、2025年に「あんぱん」という訳で、このマップで見てもまあまあの獣医の「3回」に躍り出たのでした。
これ見ると、脚本家の意図もさることながら、NHKの配慮がわかります。つまり、全都道府県まんべんなく、という配慮。
朝ドラは、東京と大阪が半年ごとに交代で制作してるので、東京、大阪が舞台になる回数は突出してます。その次は北海道の8回で、福岡6回、広島と神奈川が5回と続きます。
なんか、高知ばっかし舞台になってる、というイメージがあるけど、実はそうでもないんですね。それは大河ドラマにも言えてて、高知はしょっちゅう大河で出てくる、てなイメージがあるけど、「竜馬がゆく」と「龍馬伝」の2回だけなんですね。「功名ヶ辻」は最後の最後の土佐へやってくるだけなんで、高知が舞台の勘定には入ってません。
朝ドラ舞台マップを見ると、一応全ての都道府県が1度は舞台になりました。なので、これからはそういった忖度配慮をあんまし考えなくてもいい訳で、NHKさんからオファーを受けた売れっ子脚本家さんが、高知出身の方を主人公にしたい、と考えたら、また、朝ドラが高知へやって来る訳だ。いや、まあ、なかなか先のことでしょうが。
そんな訳で、終わってしまった「あんぱん」。しばらくは「あんぱん」ロスを引きずりそうやね。いいドラマでした。本当にありがとうございました!