敦賀乗り換えと新幹線と在来線〔8219〕2025/10/16

2025年10月16日(木)雨
今日は金沢へ向かってます。石川県の古都、金沢。業界の寄り合いです。
朝6時発の特急南風に乗り、岡山で新幹線のぞみに乗り換え、京都で特急サンダーバードに乗り換え、敦賀で北陸新幹線つるぎに乗り換えて、金沢。所要時間は6時間ちょっと。の、予定でした。
そう、予定でした。
が、JR京都線で人身接触事故があったとかで、僕が乗る予定だったサンダーバードは結局110分の遅れ。寄り合いには随分と遅れてしまうことに、なります。まあ、仕方ない。走ってくれただけでも良しとしましょう。後続のサンダーバードは2便、運行が取り止めになってますきんね。
さて。以前は、京都からダンダーバードに乗ればそのまま金沢やったのに、今は敦賀で新幹線に乗り換えんといかんのが、ちと不便になりました。所要時間は20分ほど短縮されたので、急ぐ方にはいいかも知れんけど、急がん人は、敦賀駅での乗り換えが面倒くさいんですね。これ、敦賀大阪間の新幹線が開業するまで続くとのことで、まだルートさえ確定していない敦賀大阪間が開業するまでの長い期間、僕ら鉄分が濃い人間には不便が強いられます。写真は、大幅遅延と運休によって大混雑の敦賀駅。サンダーバードから新幹線への乗り換えはエスカレーターだけで、まあ大混雑。
さて。敦賀延伸で在来線の北陸本線はどうなったのか。現在のAIによる概要は、これ。富山県は「あいの風とやま鉄道」、石川県は「IRいしかわ鉄道」、福井県は「ハピラインふくい」。県名のところが全部ひらがなになってるのが、面白いね。
これって、県境を跨いで運営会社が変わるたんびに乗務員の交代とかやってるんでしょうかね、児島駅でJR四国とJR西日本の乗務員交代があるみたいに。だとしたら生産性が悪いことこの上ないけど、どうなんでしょうか。
で、北陸の当事者でないと、新幹線開業によって在来線がこんな名前の第三セクターになってることは、まず、知らない。第三セクターになったことは知ってても、この社名については、普通は知らんよね。
「あいの風」は、万葉集の時代から豊作・豊漁などの「幸せ」の象徴つとして親しまれてきた、春から夏にかけての北東からの風なんだそう。
「IR」は、カジノとかの総合リゾートのこと。ではなくて、「Ishikawa Railwai」に「愛ある」を掛けてるんだそう。知らんがな。
「ハピライン」は「ハピネス」と「ライン」なんだってね。皆さん、苦労して考えてますなー。
あまり議論になってないけど、四国新幹線と在来線の関係。四国新幹線が高知までやってきたら。間違いなく、土讃線高知以東のほとんどは、第三セクターになるでしょう。するってえと。今でも利用者数が少ない土佐山田ー阿波池田間の運命は、廃線意外にはなさそうやね。通勤通学客が多い土佐山田駅から西は、第三セクターになるでしょう。どんな社名、路線名になるんだろう。
「よさこい龍馬こうちライン」みたいなのだけは、頼むからやめて欲しいと願ってやみません。
この、新幹線開通在来線民間移管問題が、新幹線敦賀大阪間のルート問題をややこしくしているのはご承知の通り。湖西ルートとなった場合、今日サンダーバードが走ってきた湖西線は、今までの例で言えば第三セクター移管。すると、北部の利用客が少ないエリアは、ひょっとしたら切り捨てられるのではないか。
そもそも、新幹線の恩恵がない湖西線沿線住民にとってはマイナス要因しかないではないか、といった議論。まあ、長引きそうやね。
僕の願いとしては、大阪から金沢まではサンダーバードを復活させ、新幹線と併用にしてほしい。時間が20分余計にかかっても、敦賀乗り換えをしない方を選択するお客さん、多いと思う。安いしね。
これ、興味深い実証実験、社会実験になると思うけどどうなんだろうか。
で、今日のような、サンダーバード大幅遅延の場合、接続の北陸新幹線はどうなるのか。今日は、敦賀から乗る予定だった「つるが14号」が、1時間45分待っててくれました。良かった良かった。富山止まりで各駅停車で富山止まりになったそうやけど、僕には関係ないし。サンダーバードも北陸新幹線も、同じJR西日本なので、こういうことができるのでしょうか。もし違う運行会社なら、もっと不便なことになってかも知れません。
ともあれ、敦賀乗り換えは、こないだからの腰痛持ちにはキツかったです。