ウィリアム・テルと弓と弓道場〔8252〕2025/11/18
2025年11月18日(火)晴れ
昨日はなんと、24℃超え。この季節にね。で、今日も晴れやけど予想最高気温は15℃ちょっと。この気温差は身体に堪えるねー。体調管理、気を付けんといけません。
ところで。近年高知市の弥右衛門地区にできた大きな公園、弥右衛門公園って。駐車場がいつも満杯ということが話題になってます。公園利用者以外の駐車が多いのではないか、という問題が高知新聞に取り上げられてたりしてます。これ、理由の一つがわかりました。公園に隣接する高知県立弓道場問題だ。
高知県の中高生って、弓道ではなかなか強い。度々、全国大会でも優秀な成績を収め、強豪県と読んでも差し支えないと思う。そんなこともあってか、なかなか立派な(に見える)県立の弓道場が建設されました。以前はお城の下の弓道場しかなくて、僕らは高校の頃、県体の際にそこに応援に行ってました。今もお城の下の弓道場はあるけど、大きな大会は弥右衛門の弓道場で開催されてます。
ところが。その立派な弓道場には、駐車場がほとんど、ない。関係者だけでいっぱいになり、応援に来た家族とかは弓道場には駐車できないので、弥右衛門公園の駐車場に停めることになったりしているようです。なんせ、近所に有料駐車場がほとんど無くて、あっても月極だったりします。いつも弥右衛門公園の駐車場が満杯、の裏側にはこんな理由も潜んでいたのでした。お城の下の弓道場にももちろん駐車場はないけど、城西公園の駐車場があるし、有料駐車場なら辺りかしこにどっさり。車停めるのに苦労はしない。
こういった構造的問題は、弓道という競技人口の問題もあるのか、あまり表には出て来んよね。
なんで弓道の話題を出したのかと言うと、1307年11月18日、つまり718年前の今日、ウィリアム・テルが息子の頭の上に置かれたリンゴを弓(クロスボウ)で射抜いたとされているから。伝説ではあるけど、スイスの、ハプスブルク家支配に対する抵抗の象徴として英雄となっているテルの、代表的な言い伝え。
ポールに掛けられていた支配者の帽子に敬礼しなかった、ということで逮捕され、有名な射撃の腕前を残酷なやり方で試されたテル。どれくらい離れていたのかは知らんけど、とにかく息子の頭に置かれたリンゴは無事射抜かれたのでした。テルは、実は2本の矢を持っていて、もし失敗して息子を殺してしまったら、その、命令した支配者を射殺そうと考えていたとのこと。そんな、伝説。
それで思い出したことがあります。昔、高校生の時に弓道のインターハイ個人戦で優勝したことのある女性の話。60m離れた場所に立っている人を射抜くのには、2本あれば十分なんだそう。1本目で風などの影響を読み、2本目で射抜く。達人は凄いねー。
