堀川の桜の蕾、三ツ頭堀、壱岐殿堀〔1426〕2007/03/12
2007年3月12日(月)快晴!
良いお天気。ちくと冷やい朝やったですが、お日様はにこにこしよります。
ここは「堀川」。中の島の、堀川沿いの遊歩道で撮影した桜の蕾。いかがでしょうか。こないだのにっこりにも書きましたが、日本で一番早く咲くはずの高知の桜は、ことしはあまりの暖かさに季節がわからんようになっちょりまして、開花が遅いみたいです。花見客でこぢゃんと賑わう、ここ堀川の桜も、まだご覧の状況。ようやく、ちょびっと膨らみかけてきたところですね。
藩政期の頃、丁度この辺りの対岸に番所がありました。東からお城下へ入って行く為に通らんといかん番所、「三ツ頭番所」。
浦戸湾へ入ってきた大阪あたりからの大型船は、浦戸湾で小さな艀に荷を積み替え、艀はここ堀川を遡って九反田界隈の倉庫などに荷下ろしをしよった訳で、言うてみれば高知の城下の表玄関が、ここやったがです。表と言えば、この対岸の農人町(のうにんまち)は、堀川沿いの通りは表町、その一つ北側の通りが裏町と呼ばれ、表町には足軽が、裏町には農民が住んだがやそうです。で、ここに掘られた堀川、三ツ頭堀と呼ばれよったそうで、ほんで、ここの番所が三ツ頭番所という訳です。何故三ツ頭堀と呼ばれたかは、勉強不足で存じ上げません。また、この堀川は、壱岐殿堀とも呼ばれたことがあるとのこと。このお堀をこさえた人物に関係があるがでしょうか。今度調べちょきますね。今では普通に「堀川」と呼ばれ、プレジャーボートの浮き桟橋がある、静かな河でございます。花見が楽しみです。