飛行機から富士山を観ました〔288〕2004/01/29
2004年1月29日(木)とても快晴
今朝も良く晴れましたね。
ひまわり太郎、今朝の1便に乗って東京出張です。どうです?この青空。今日の太平洋側は雲一つない(そりゃあ、千切れ雲みたいなのは少しありますが)見事な青空が広がっちょります。
写真は、静岡県沖を通過する飛行機から写した「富士山」。雪を冠って屹立する富士の峰の美しさは、ニッポン人に生まれて良かった~、としみじみ思わせてくれます。
飛行機からでも、これ程美しく見えるのは今の季節だけですよね。この景色見たさに、早めに空港へ行って、後方左の窓際の席を予約した、物好きのひまわり太郎でした。
富士山は、我々は休火山と習いましたが、今ではれっきとした活火山であるというのが常識になってますね。噴煙を吹き上げてはいませんが、盛んに火山活動をしているのは間違いないようです。
太古から何度も大噴火を繰り返し、平安時代から鎌倉室町の頃には美しく煙りをたなびかせておったそうです。
大好きな西行法師の短歌を思い出しました。
風なびく 富士の煙(けぶり)の 空に消えて
ゆくへも 知らぬ わが思ひかな
平安時代末期の歌人西行法師は、平清盛と同期の、宮廷に使える屈強な北面の武士でした。若くして強烈な意思をもって出家し、歌を詠みながら諸国を遍歴し、晩年、上記の歌を詠みました。
法師の、人生や自然に対する思いが素直に伝わってくるようで、富士を見るたびに思い出す歌です。飛行機に乗りながら感じ入ってしまいました。