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たき火の煙と朝日、たばこの煙と映写光〔3316〕2012/05/14

たき火の煙と朝日、たばこの煙と映写光

2012年5月14日(月)晴れ

今日も晴れ。涼しい朝。なかなか気温は上がってきません。今年はこんな天気ながかも知れません。
写真は今朝の野市、上岡八幡宮。近くでたき火をしよったので、その煙が境内を漂い、そこに朝日。キレイな光の筋が樹々の間から放射され、美しゅうございました。

昨日のお昼、あたご劇場へ映画を観に行っちょりました。高知市内に唯一残る、シネコンではない、一般映画を上映する昔ながらの映画館。ちなみにもう1館、ピンク映画専門の小劇は、こないだご紹介しました。こないだはポスターとかがありませんでしたが、昨日通りがかったら、掲示されちょりました。まだやまっちょりません。現役のピンク映画館、小劇は健在。
昔の映画館は、館内で平気でたばこを吸いよりました。で、スクリーンを映す光が、たばこの煙で、丁度こんな感じに浮き上がりよりました。禁煙になった今では、映写の光も、こんなにクッキリは浮かび上がらんでしょう。

さてさて、昨日の映画。1969年に公開された「少年」という映画。大島渚監督が、当時実際におきた衝撃的な事件を題材につくった、いわゆる低予算映画。低予算で、全国ロケを敢行しちょります。
ストーリーは、高知の夫婦が、10歳の子供を使うて「当たり屋」をやり、全国を渡り歩いて百数十万円稼ぐ、という展開。当たり屋役の少年の境遇や思いが、映画の主要テーマとなっちょります。

こないだ、高知新聞にも紹介されちょりましたが、この映画の前半、高知でロケが行われた場面がでてきます。1968、69年頃の高知。玉水町やはりまや橋、電車通りの当時の姿を映像で見れます。そんな訳で、たぶんそんな映像目当てもあったでしょう、なんとあたご劇場が満員。あの映画館が満員になっちゅうがは初めて見ました。こないだの「幕末太陽伝」は、高知新聞でも紹介されましたが10名くらいの観客、その前に行った「兵隊やくざ」はひまわり太郎貸し切りでしたので、すごいことです、満員のあたご劇場。

やはり年配の方が多く、土電会館の全景や、土電会館の大食堂で食事をする場面など、なつかしい映像を楽しみよりました。ひまわり太郎も、この撮影の頃は7〜8歳。主人公の少年のちょっと下になります。が、当時の土電会館とかを思い出して、懐かしゅうございました。

ストーリーはなかなかシビアなものでしたが、面白かったです。あんな時代もありました。この映画、一部のファンには、高知ロケをやった映画の中では最高傑作である、と評されちゅうようです。

途中で、フィルムが切れてカタカタカタ、と音がして真っ白い画面になりました。係の方の、「今つなぎますので、しばらくお待ち下さい」の声。そう。昔の映画はそんなこと、しょっちゅうありましたね。客席のガラの悪いおんちゃんから「はようせんかよ!」などという野次が飛んだりしよった記憶が蘇りました。
今日は、後ろの座席のおんちゃんが、「ああ、昔の映画は、時々こんなことがあったねえ」と、こんなトラブルも懐かしく楽しみよりました。


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