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琵琶湖疎水、水路閣〔3518〕2012/12/02

琵琶湖疎水、水路閣

2012年12月2日(日)曇りどすえ

今日は、所用があって関西。大阪と京都に来ちょりますどすえ。
紅葉の時期の京都ということで、ものすごいヒトでした。どこもかしこもヒトだらけ。生憎のお天気ではありましたが、あちこち、紅葉は美しゅうございました。

ここは南禅寺。南禅寺は湯豆腐とかで有名ですけんど、紅葉もなかなかのもので、やはり夥しい観光客さんが訪れちょります。また、石川五右衛門が「絶景かな絶景かな」と言うたとか言わんとかの三門も、また、なかなかすごい。
しかし、ひまわり太郎一番のツボはこれ。

琵琶湖疎水の遺構「水路閣」。美しいレンガ造りのアーチが、紅葉の山に映えて素晴らしい。こんな建築物をつくった時代の空気は、素晴らしいと思いますね、実に。

琵琶湖疎水は、明治になって都でなくなり、元気がなくなっていった京都に、活力を取り戻そうと、京都府知事の北垣国道さんが計画して、つくったもの。琵琶湖から京都に水路を引き、灌漑用水だけではなくて上水道、水運、水力発電に資するものにした訳です。発想からなにからがすごいですよね。

明治18年に着工、明治23年に第一疎水完成。これで発電された電力は、日本で最初の市電車に利用された訳です。馬路村に残るインクラインと同じ原理の、水の重さを利用したケーブルカーのようなもので、疎水を行き来する舟を、途中の落差のある場所で上げ下げしたそうです。その遺構は今も残ります。

ところでその京都府知事、北垣国道さんは但馬国生まれの維新の志士。明治12年には高知県令もやっちょりますし、明治25年には北海道庁長官。初代北海道庁長官は、土佐の偉人、岩村通俊さんで、北垣さんは4代目に当たります。それにしても、この疎水の大土木工事、日本人のみの手によって設計、施工されたがやそうです。まだ、西欧の技術が導入されて間もないというのに。そのことにも、先人の知恵と努力のものすごさが現れちょりますよね。

京都は、桜、紅葉、仏閣、歴史、町並みなどがこじゃんと魅了的。ですけんど、こんな産業遺産もあるのでありました。奥が深い京都。

夕方、街中を通って京都南インターまで車で行ったがですが、高知では考えられんような大渋滞。タクシー以外は県外ナンバーばっかし。いや、京都は府ですき府外か。今、高知へいぬる車の中でこのにっこりを書きよります。あれが渋滞というものとすれば、高知には、ほぼ、渋滞というものは存在せんと思いました。京都、恐るべし。


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