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タンガン、溜め池、窯跡〔3864〕2013/11/13

タンガン、溜め池、窯跡

2013年11月13日(水)晴れちょります

空は晴れちゅうのに、自転車に乗っちょったら小雨がパラついてきました。冷たい雨。北の山の方には雲がかかり、雨が降りゆうにかありません。海岸の平野部は晴れちょります。
そんな訳で、朝日が昇り始めると、北東の空に予想通り虹がかかりました。ご覧になりましたでしょうか。

北山にかかる雲の様子を見ると、四国山地の主峰界隈では、雪かも知れません。いよいよ季節は冬に向かい始めた感のある高知。

ここは香美市土佐山田町植。「うえ」という地区。この植に、タンガンという小字があります。漢字で段貫と書くこともあるにかありませんが、タンガン。ここには段貫古墳という円墳もあり、古くから人々が住み着いてきた土地であることは間違いありません。

このタンガンに、窯跡がある、というのを文献で見ましたが、さて、どこにあるのか。タンガン丘陵に人工の溜め池があり、その下に窯跡が沈んじゅう、と、昭和51年発行の高知県百科事典に書いちゃありました。今から37年前。
当時は、その溜め池の縁辺に煙出しの穴が見られ、少し離れた畑には灰捨て場の跡があって瓦片が転がっちょった、ということ。
その瓦の中に、単弁蓮花文鐙瓦と、忍冬唐草文宇瓦があったそうで、比江廃寺跡から出土するものと同一でした。つまり、8世紀に勢力のあった比江廃寺の窯が、タンガンにあった、ということを示しちゅう訳ですな。

さて。その溜め池はどこか。
37年経過して、風景も随分と変わっっちょります。ただ、その溜め池は、この丘陵地帯の田んぼに水を供給する溜め池やったでしょうき、棚田がある限りは、そうかんたんには無いなったりせんがやないろうか、と、思いました。
タンガン集落跡の遺跡がある場所から丘陵を上っていくと、丘陵の上部は、広い霊園に整備されちょりました。墓地。その霊園に入っていくと、ありました。池。

写真が、その池。今は小さい、しかし、池。左手の奥がタンガン。
ひょっとしたら、この池がそうながかも。この上が整地された霊園。開発に際してつくられた調整池やったら、コンクリート張りでしょうき、やはりこの池は昔からあったものを、周辺をちくと整備したものと思われます。

いや、全然違うかも知れません。妄想ですき。地元の方に訊いてみんと、真相はわかりません。

こっから比江廃寺跡までは直線で約3km。新改川でつながっちょります。
比江廃寺跡から北西に2〜3kmいくと、たくさんの古墳群。比江廃寺跡は、新改川と領石川が合流し、国分川になる場所に位置します。

この水系周辺。
弥生時代が終焉し、古墳時代が始まって白鳳、奈良と時代が進む頃。土佐の有力者が居住し、大きなお寺を建て、水系を利用して物資を運び、丘陵に窯をつくり、山際に陵墓を構築したのでありましょう。
googleマップで鳥瞰してみると、その位置関係がよく理解でき、ここが土佐の中心地であった理由もわかってきます。


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