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今日のにっこりひまわり 毎日健康社員日記

明見の妙見宮は星神社〔3906〕2013/12/25

明見の妙見宮は星神社

2013年12月25日(水)快晴!

クリスマス。
小生は、小さい頃、キリスト教会に併設の幼稚園に通いよりました。クリスチャンという訳ではなく、一番近所やったき。そこでは、クリスマスには礼拝やらクリスマス会やら、色々とやったがですが、記憶に残るのは、劇。
キリスト誕生の際の話として、東方の三博士が、「ベツレヘムの星」に導かれてキリスト降誕に立ち会い、贈り物をした、というのがあります。それを劇でやりましたが、小生は、お星様の役。金色のガウンを纏い、頭にお星様をつけて、「キラキーラー キラキーラー」とかなんとか歌うたのでありました。純真な少年時代。

お星様と言えば、日本でも、星にまつわる信仰は古くからあります。中でも、中国の北辰信仰の影響を受け、仏教やら道教やらが入り交じった妙見信仰は、日本中に広まっちょりました。妙見菩薩は北極星で、人々を守ってくれる菩薩さまにしして神様。

南国市の西端に、明見という地区があります。みょうけん。昔は明見村と言いよりました。ご承知の通り、この明見は妙見。村内に妙見宮がございましたので。
写真は、その、元妙見宮、現在の星神社さん。明見集落の真ん中に鎮座ましまします。北極星信仰だけありまして、社殿は、真北から真南を向いておりました。参道を歩くと、社殿の真上に北極星が見える、という訳です。

拝殿の脇に、ご覧のように、「妙見宮改称星神社百年記念碑」と刻まれた碑。裏面の文章を転載しましょう。以下転載。

妙見宮は今を距る四百六十八年前文亀元年辛酉歳時の土佐守護代細川家の家党で大津城主天竺右近花氏の北斗菩薩信仰によって創始せらる。
明治元年に星神社と改称。
昭和四十二年十一月三日建設 氏子中
発起人 松村義正

以上転載。
ん?文亀元年というと1501年。大津城の天竺右近花氏さんは、長宗我部国親軍に攻められ滅ぼされますが、それは天文16年頃(1547年頃)とされますき、どうなんでしょうか。花氏さんなのか、その父か祖父の時代なのか。とにかく、このしゅっと西の大津の山を本拠とした天竺氏の北斗信仰から、ここに妙見宮が祀られることになったがでしょう。

この地区は、古くは的ヶ池とか丸矢池とかがあった沢地。山裾の沢地ということで、耕作しやすく安全に住めたがでしょう。弥生時代からの遺跡もあり、古墳もたくさん。土佐では、かなり開けた地域であったことは想像できます。

さて。妙見様と星神社。
昔、歴史の授業で本地垂迹説というがを習いました。日本では、神道と、外から入ってきた仏教が習合し、独特の宗教風土をつくりあげてきました。それは、蘇我氏と物部氏の対立の後、仏教が広まった頃から。そして、それに理論的根拠を与えたがが本地垂迹。日本の神道の神様は、それぞれ、仏教の仏様が仮の姿で現れたもの、というような考え方。う〜ん、我ながらかなり乱暴な説明だ。
とにかく、神の正体は仏様で、それを本地仏という訳です。仏様の仮の姿が垂迹神。
今まで、このにっこりでも何度か書いてきましたが、それで言えば、市杵島姫が弁天様で、天照大神が大日如来。大国主神は当然大黒さんで、そして、星神社は妙見菩薩、ということになる訳ですな。

今となっては、星神社や厳島神社になっちゅう場所が妙見様や弁天様である、と言われてもピンと来ん方も多いと思いますが、ついこないだ、明治維新まではそうやったのであります。

明治維新。
平田篤胤などの流れをくむ国学が、王政復古をもくろむ薩長政府の思惑と一致し、天皇家を神とした祭政一致の国を作ろうとしました。その流れのなかで、国家神道をはっきりさせる為に、政府は、明治元年に神仏判然令(神仏分離令)を出して、神社は神社、お寺はお寺、としたのでありました。長年の文化とか風俗風習を無視するものですき、まあ、かなり乱暴なものではありました。
そんな中で、調子に乗った国学者や神官が煽動して、お寺を破壊したりする運動が起こったがはご承知の通り。廃仏毀釈の運動。「廃仏毀釈」は、法律ではなく、運動。いつの世も、世間の空気に乗って調子こくヤカラが居るがです。

昭和42年で、星神社になって100年。と、いうことは、今年で146年か。もう、星神社という名前も定着し、違和感も無いなってきたでしょうか。今は、明見が、妙見菩薩からきちゅう、ということを知るヒトも少のうなりました。


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