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今日のにっこりひまわり 毎日健康社員日記

雨がふります 雨がふる〔4018〕2014/04/16

雨がふります 雨がふる

2014年4月16日(水)曇り

今日は、お昼から県東部へ来ちょります。芸西村を抜け、赤野を過ぎると、国道は上り坂。坂を上り詰めたら八流。やながれ。
現在、サイクリングロードになっちゅう場所を、昔、土佐電鉄の電車が走りよりました。その、土電安芸線にあった八流という駅と、レストラン矢流との間界隈が、長宗我部氏と安芸氏の合戦が行われた古戦場。永禄十二年(1572年)、土佐国の制覇を目指す長宗我部元親は安芸国虎が支配する安芸へと攻め込みました。
八流には、安芸軍が布陣して、長宗我部軍の攻撃に対抗しました。が、安芸氏は破れて退却。長宗我部軍は、海岸側からと山側から回り込んだ軍勢で安芸氏を挟撃し、破りました。

レストラン矢流のところには、古戦場の碑が立ち、矢流の合戦について石に刻まれちょります。

その古戦場から赤野の方へと下っていくと、琴ヶ浜を見晴らす景色の良い崖上に、お洒落な休憩所ができちょります。その休憩所の一角。このような、歌碑。安芸市出身の作曲家、弘田龍太郎さんが作曲、北原白秋さんが詞を書いた、「雨」の歌碑。

雨と言えば、三善英史ですよね。
アンメに〜濡れなが〜ら〜 たった〜ず〜〜む ひっとが〜いる〜
今月27日の日曜日、大杯飲み干し大会で有名な赤岡どろめ祭りが開催されますが、そのメインゲストが三善英史さんなのであります。こないだ、高木酒造さんの蔵開きに行っちょって、知りました。「雨」以外の歌を知りませんが、この一曲だけでも、十分に聴く価値があると思う三善英史。我々より上の世代なら、誰でも知っちょります。

話が逸れました。
童謡の「雨」。
雨がふります雨がふる 遊びにゆきたし傘はなし 紅緒の木履(かっこ)も 緒が切れた
雨がふります雨がふる けんけん小雉子が今啼いた 小雉子も寒かろ 寂しかろ

向こう側の石盤に刻まれちゅうのは「童謡の古里運動」。
転載します。
私たちが子供の頃歌ったなつかしい童謡も次第に忘れられ、お母さんも子供たちも童謡を知らずに育つというときに いくつかの美しい詩や曲を弘田龍太郎出身のこの地に碑にきざみ、日本の子供たちに永久に残したい。
大正七年に起きた童謡運動は、それまでの官製的で子供不在といわれた歌曲を一掃し 子供たちのもっている「真純な感情を守り育てよう」と雑誌「赤い鳥」を中心に起り、作詞では北原白秋、西條八十、作曲では弘田龍太郎、成田為三、草川信らが、又、中山晋平、野口雨情、竹久夢二らも協力した。「雨」は白秋、龍太郎コンビになる六十余曲に中でも最も愛唱された。
以上途中まで転載

子供達の健全な発育を願い、びっくりするようなビッグネームの詩人、作曲家が協力して行われた運動。イデオロギーなどとは関係なく、日本人の心の襞に寄り添うような楽曲づくりは、今聴いてもジーンとくるものがあります。
子供の頃の、冷たく寂しい雨の風景が、目に浮かびます。こんな童謡で育てられて、本当に良かったと、我ながら思うのであります。

ところで、刻まれた文章には後半があります。ここから転載
歌詞は、辻典子さん(熊本市役所勤務)が足指で書きました。サリドマイド障害で両手を失った彼女は、仕事も家事もすべてそうです。自らのハンディを克服して働く姿はすべての障害者に勇気と希望を与えました。私達はこの文字を碑に刻み国際障害者年を忘れないようにしたい。

以上転載。
そう。写真の、歌碑の文字。これは、サリドマイド障害で両手を失った方が、足の指で書いたもの。なんと美しい文字でしょうか。
何の気なしに通り過ぎてしまう国道沿いの休憩所。そこに、歌碑があるのは、なんとなく知っちょりました。が、このような、深い意味合いのものであるとは、不覚にも存じ上げませんでした。
通りかかりましたら、ここで休憩し、歌詞と、文字に込められた深い意味、思いを感じ取ってみてはいかがでしょうか。


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