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国境、県境、どじょうすくい〔4629〕2015/12/18

国境、県境、どじょうすくい

2015年12月18日(金)曇り

そんな訳で、今朝は米子。鳥取県米子市。昨日は、あれから中国道、松江道を走って山陰に出て、米子まで走りました。途中、中国道も松江道も雪で、冬タイヤ規制をやるほど降っており、一面雪景色。どうぞりこうぞり米子のホテルにたどり着いたら、夜の7時になっちょりました。

米子は霙。みぞれ。雪に変わるかと思いましたが、変わらず。ホテルは駅前で、界隈をぶらついて、裏道の小さな、カウンターだけの炉端焼きのお店に入ってみたら、なかなか良かった。
おばちゃん一人で営業。子持ちのハタハタ、とても美味しゅうございました。ハタハタの卵は、直径1〜2mmくらいの球形で、初めて食べました。おいしかったです。
お店には常連さん。色々と、伯耆、出雲、因幡のことなどを教えて頂きました。
築地でもそうですが、自分の本能と直感を信じてお店を選ぶと、そんなに外れることはないですよね。外れても腹も立たんし。

さて。
昨夜、伯耆と出雲の境目は、鳥取県と島根県の境目で、米子市と安来市の境目である、といったことを話した記憶があります。ので、今朝は安来まで走ってみました。2カ国跨ぎ11kmラン。

県境は、米子駅からそんなに遠くない地点にあります。写真の場所。国道9号線。
実は以前にも一度、米子に泊まってここまで走ったことがあります。今から11年前、2004年11月のこと。あの時は、県境から引き返したのでありますが、今朝は行き抜けました。

安来。やすぎ。
安来と言えば、安来節でどじょうすくい。なんですが、実際に走ってみますと、金属の街であることがよくわかります。安来駅の北側には日立金属さんの大きな工場。他にも、関連するのでありましょう、金属関係の工場や「鉄工センター」というのまでありました。
鳥取県は、昔から砂鉄の産地。皆生温泉から弓ヶ浜のあの土地は、日野川で砂鉄を採取するのに土砂を流す「鉄穴(かんな)流し」をやったせいで、大量の土砂が流れ出て形成された、てな話は以前も書いたことがあるくらい。
で、タタラ製鉄が盛んであった訳だが、そんな伝統の流れを汲むのが日立金属さん、ということにかありません。
ここで作られる独特のハガネは、特殊な用途で重宝され、世界中に販売されゆうがにかありません。

高知で、土佐和紙の伝統を汲む技術が、日本高度紙さんや廣瀬製紙さんの技術に受け継がれちゅうのと同じですな。

で、どじょうすくい。安来節。
元々の地元のいくつかの民謡が基礎になって、幕末から明治の初めに確立した、と、ウィキに書いちゃあります。で、それが全国ブランドになったのは、どうやら、吉本興業の林正之助さんが大阪で仕掛けたのがきっかけにかりません。大正期、全国的に大ブームを巻き起こした、とのこと。空前のどじょうすくいブームか。面白い時代だ。大正時代。
ネットで調べよりましたら、島根出身で、後に首相になる若槻礼次郎さんが、昭和2年に第一回普通選挙での立憲民政党勝利を祝う宴席で、どじょうすくいを踊りゆう写真がありました。取り囲む面々の楽しそうな顔。民政党総裁の、我が、濱口雄幸さんもその場には居ったことでしょう。

で、どじょう。
昔の田んぼには、どじょうがたくさん居た。藩政期の頃の水田農業には、どじょうが欠かせなかった、という話もあります。つまり、水田を利用してどじょうを養殖していた。
育ったどじょうを食べて栄養を付けるのはもちろん、どじょうは、土の中の害虫を食べてくれる。そして、排泄し、それが養分たっぷりの肥料となって、米の収穫に役立つ。どじょうによる土壌の改良だ。なんちゃって。

それはともかく、一石二鳥も三鳥もになっていた、田んぼのどじょう。
そのどじょうを捕まえる際の、ユーモラスな動きがどじょうすくいとなり、今に伝わる地域の伝統芸能のようになっちょります。
若槻礼次郎さんと言えば、濱口雄幸さんと並ぶ、インテリジェンスに満ちた政治家でありました。そんな人物のどじょうすくい。
知性。インテリジェンス。そしてどじょうすくい。これは、関係が無いように見えて関係が深い、と小生は睨みます。

今の指導者たちに欠けているものかも知れない。


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