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上岡八幡宮の狛犬は、残った〔5467〕2018/04/04

上岡八幡宮の狛犬は、残った

2018年4月4日(水)曇り

久々に曇ってます。会社の桜は、まだ、完全に葉桜にはなってません。粘る粘る。こんな粘り腰、大切ですな。

粘り腰と言えば、この狛犬。

 

こないだ。いつものように、早朝上岡八幡宮。で、お参りをすませ、会社に帰ろうとしていると。毎朝この境内を清めてくださっているおじさんが、頓狂な声。普段はとても物静かな氏子さんで、脇目も振らずに境内に落ちた木の葉や枯れ枝を竹箒で掃き集める、本当に頭が下がる、おじさん。そのおじさんの、珍しい驚きに満ちた声。

その声に釣られてそちらを見る。

 

おう。

 

この狛犬は、台座に刻まれた文字がすり減っており、なかなか解読が難しいのでありますが、なんとか「弘化」という文字は読み取れる。弘化年間、つまり1844年から1848年の間に御寄進された、結構古い狛犬だ。

で、その朝は、台座がずれていたのでありました。

写真の狛犬をご覧ください。その朝は狛犬と、その真下の台座が、その下の台座から大きくずれて、斜めになっていました。こちら側に。もう少しずれちょったら台座から落ちてましたね。それくらい、激しくずれていた台座と狛犬。阿形の狛犬が、倒壊していたかも知れない。驚いた驚いた。粘り腰の狛犬でした。

その氏子のおじさんと、しばし唖然。阿形の前で唖然。

手で動かそうとしてもビクともしない。おじさんが、「かまんかまん、後で若い衆を連れて直しに来るき」とおっしゃるので、そのままの状態で、会社に帰った朝。

誰がどうやって、そんなことをしたのか。

ビックリしているおじさんと一緒に推理するに、車高の高い、軽トラか何かの車でバックして来ていて、ぶち当てたがやろうかね、ということになりました。そうでもないと説明がつかない。誰がこんな場所に軽トラでバックしようとしたのか。謎が謎を呼ぶ、八幡様。

お陰で、台座の内側、見ることができました。少し空洞みたいになってるんだ。知りませんでした。

 

翌朝お参りに来ると、元通り。若い衆が、何人かで直してくれたんだと思う。この写真のように、参道の向こうを睨みつける阿形の狛犬。視線の先には高知東部自動車道の工事現場。彼方まで見晴るかすことは、もう、できなくなりました。

視界が悪くなったので、何とか向こうを見ようとして、狛犬が自分で動こうとした、ということも考えられますな。そうだとしたら、少し哀しい。

 

弘化年間は1844年から1848年。ジョン万次郎が漂流から救い出され、アメリカで過ごしていた時期だ。一大決心をして日本に帰国しようと考え、その資金を得るためにゴールドラッシュのカリフォルニアへ行ったのが、1949年。そうだ。49ersの、1849年だ。

そんな頃から、ゴールドのようなものとは関係なく、静かに静かに座り続けてきた、狛犬。ここは洪積台地の端っこで、この前から、台地の下の沖積平野。なので、眺めが良く、遥か海の方までを睨み続けてきた、狛犬。

 

今、見晴らしは、効かなくなりました。

でも、不届者からの衝撃にも耐え、粘り腰でここに残り、これからもここに座り続ける、狛犬。


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