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ひまわり文庫、2019年2月の新刊〔5770〕2019/02/01

ひまわり文庫、2019年2月の新刊

2019年2月1日(金)

今日から2月。早速、ひまわり文庫2月の新刊。

 

まずは、この12月にオープンした四国で初めての「蔦屋書店」さんをウロウロしていて、ついつい買った本から。

「ビジネスフレームワーク図鑑」。これ、いろんなビジネスの現場において、分析したり問題解決したりアイディアを発想したりするのに一般的に使われてる様々なツールの、図鑑。問題をあぶりだすなぜなぜ分析、意思決定マトリクス。分析するSWOT分析や4P分析。アイディアを練るオズボーンのチェックリストなど、有名なツールはもとより、たくさんのフレームワークが図解入りでわかりやすくまとめられてます。まだ、よう使うちょりませんが、これから便利に活用したいと思ってます。本当です。

 

また、同じく「蔦屋書店」さんで目についたので、買ってしまった本。「ビジネスという勝負の場は一瞬、しかも服で決まる」という、ビジネスアピアランスコンサルタントという耳慣れない職業の木暮桂子さんという方が書いた、本。帯の副題がね。すごいね。「できない人間は、服を見ればわかる」だって。こういった本は、ネットとかでは絶対に買うことない。面白い本屋さんを歩くときは、意識して、普段なら買わないような本を意識して買ったりするのも、楽しい。勉強になりました。

 

もう一つ、「蔦屋書店」で。「昭和戦争史講義ージブリ作品から歴史を学ぶ」。これは、埼玉大学の一ノ瀬教授という先生の講義録。「風立ちぬ」「紅の豚」「火垂るの墓」などのジブリ作品を戦争との関係で紐解きながら、宮崎駿さんや高畑勲さんの考え、意図、そして戦争の問題を考える本。一気に読めます。

 

次は、金高堂さんで買いました。「ドイツ帝国が世界を破滅させる」。フランスの歴史人口学者で、辛口の論客として有名なエマニュエル・トッドが2011年~2014年にインタビューで答えた内容。今、警戒すべきはドイツだ。ウクライナ危機でのアメリカやヨーロッパの対応は間違っている。警戒べきはロシアではなくて、ドイツである。もう、既に、ドイツとその近い勢力は、アメリカを凌駕しつつある、という刺激的な論。この人、ソ連の崩壊を予想したりしたなかなかの慧眼で有名なので、説得力、あります。自国フランスは、今やドイツの僕に成り下がってしまった。という話。とにかくドイツに気を付けよう。

 

次が「初期仏教」。ブッダが教えを説いた時は、まだ、文字がなかった。だから、口伝のかたちで思想が伝わり、広がる。だから、仏陀が生きた時代に、仏教がどんな教えであったのかに迫ることは、とても難しい。初期の仏教が、どのような国の、どのような思想環境の中で生まれ、育っていったのかを解き明かす試みの、本。

初期仏教が「宗教」の概念に当てはまるのか、はなはだ疑わしい、と、始まる魅力的な内容となってます。初期仏教は全能の神を否定した。初期仏教は神に祈るという行為によって人間が救われるとは考えない。初期仏教は宇宙の真理や原理を論じない。初期仏教は宇宙の秩序に沿った人間の本性があるとは考えない。などなど。面白そうでしょ?

 

「銃・病原菌・鉄」上下巻。ジャレド・ダイアモンドという進化生物学者が、なぜ、西欧の文明が世界を支配することになり、それはアメリカ原住民ではなかったのか、といった問題を掘り下げる。この地球上の地域格差をもたらした真の原因は何か。1万3000年前に遡り、人類の歴史を辿りながら考える。アメリカ大陸の原住民があっという間に征服されてしまった理由。そこには、病原菌、銃、そして鉄があった。なかなか重たい本で、今回は読むのに一番時間がかかってしまいました。本屋さんで最近平積みされれたりするので、読んだ人も多いと思います。

 

新聞の書評欄で興味を持って買ったのが「もしもあの時の社会学」。副題に「歴史にifがあったなら」。そう。反実仮想という、もし、あの時にあれが起こっていたら(起こらなかったら)歴史はどう展開しただろうか、という魅力的な問いに、古今、多くの小説家や学者さんが取り組んできた。マックスウェーバーもその一人と言えば、ちょっと驚く。すぐ思い出すのは小松左京さんの「地には平和を」とかだけども、世の中には夥しい反実仮想小説もあるし、研究も、あるということがこの本でよくわかりました。今月の新刊では、一番のおすすめかも知れません。僕も、反実仮想、考えてみよう。

 

もし、ヒトラーと日本軍が戦争で勝利を治めていたら。この本で、反実仮想の有名な本として紹介されているのが「高い城の男」。1963年、アメリカの鬼才ディックが書いた、反実仮想文学の傑作なんだそう。まあね。ネタバレになるので内容が書きませんが、まあ、アメリカ人が好きそうな小説では、あります。

 

今月はこんな感じ。「銃・病原菌・鉄」読むのに時間がかかってしまい、今月はこんな感じ。まあ、ビジネスの服に気を付けるようには、なりました。蔦屋書店、良い書店。


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