「あんぱん」撮影終了だって〔8166〕2025/08/24

2025年8月24日(日)薄曇り
朝ドラ「あんぱん」、撮影終了だそう。今朝の高知新聞に、脚本家中園ミホさんのインタビュー記事と一緒に紹介されてました。そうか。もう放送も残すところ1ヶ月ちょっとですきんね。はやくも、ちょっと。寂しい。
やなせたかしさんは、ご自分の従軍経験、そしてある日突然「正義」がひっくり返る体験から、「逆転しない正義」を考え続けたと言います。そして、「逆転しない正義とは、おなかをすかせて困っている人に一切れのパンを届けることだ」と思い至り、「アンパンマン」というヒーローが生まれたのでした。
やなせさんは、戦争嫌い。いろんな著作にも、そのことを書いておられます。そして、やなせさんは、人のやさしさを描くのが好き。やなせさん自身の心根がとてもやさしいから。
やなせさんの最初の出世作となったのは、この写真左上の絵本「やさしいライオン」。そしてこの絵本は、アニメーション作品として映画化されます。
その経緯は、次週くらいの「あんぱん」でドラマになると思うけど、ネタバレになるのでここでやめちょきます。
が、ここにきて突然手塚治虫先生と関係してくるんですねー。「鉄腕アトム」のアニメーションで成功を納めていた手塚先生の「虫プロ」で、長編アニメ「千夜一夜物語」を制作することになる。で、やなせ先生に、突然、そのキャラクターデザインをお願いする電話がかかってきたのでした。
この「アンパンマンの遺書」の中で、やなせ先生はこう書いておられます。
「それにしても、永六輔からはじまって宮城まりこ、羽仁進、みんな、なぜいきなりぼくを指名したのだろう?こればかりはいくら考えてもわからない。手塚治虫はもう遠くの国へ先に逝ってしまったが、僕は改めて聞きたい。『手塚さん、なぜぼくに依頼したんですか?』
諸々の経緯があり、この「やさしいライオン」はアニメーション映画になって、数々の賞を受賞することになりました。その経験が、また、後のアンパンマンにつながる訳で、やなせたかしという人物の人生は本当面白いし、素敵だ。
さあ。あと1ヶ月ちょっと。この下の記事
「たまるかあ」ステッカーに、という見出しが気になりました。「ほいたらね」「こじゃんと」などのステッカーを、県観光政策課が8000枚つくったんだそう。関西万博でのイベントで配ったけど、県内では「今のところ配布の予定はありません」だって。
そう言われたら、余計に欲しいぞよ。