ガガーリンとコロリョフの宿舎など〔8287〕2025/12/23
2025年12月23日(火)晴れ
昨日、星空と宇宙のことなど書いたので、今日もその続き。
「星空案内人」のイワシロアヤカさんが、僕がバイコヌールでソユーズの打ち上げに立ち会ったりしたのを羨ましがっていた、という話を書きました。今にして思えば貴重な貴重な経験。ネットで検索してみると、バイコヌールで博物館へ行った、みたいなページや、打ち上げに立ち会った関連のものも結構あったけど、それに照らしても僕らの体験は貴重だったようです。その際の写真を引っ張り出してきて、眺めてみました。
左上は、打ち上げ前日夜のレセプション会場。人々に取り囲まれている女性がいるので、誰かと思ったら、なんとテレシコワさん。まさかあの伝説の女性に会えるとは思ってなかったので、驚きました。
上右は、打ち上げ準備をする発射台をバックに撮影したもの。この鉄道の線路を使ってソユーズロケットは発射台まで運ばれます。鉄分が濃いJr.1号も大喜び。
右下の写真は、バイコヌール市内にある博物館。ボストークだったかソユーズだったか忘れたけど、宇宙飛行士はこんな感じの窮屈極まりない状態で搭乗していた、という人形が置かれていて、Jr..1号もおだってます。
そして左下。この建物が、昨日も書いた、ガガーリンが打ち上げ直前に過ごしていた宿舎。木造の平屋で、こぢんまりとした建物でした。ここで、ロシア宇宙開発の父と呼ばれたコロリョフと共に宿泊し、人類初の宇宙旅行に備えていたのでした。
ガガーリンのテーブルの上には私物がそのまま置かれ、木製のキューブを並べるタイプの卓上カレンダーは、ガガーリンが訓練中の飛行機事故cで亡くなった1968年3月27日を示していたと記憶します。
僕らが行ったのは2006年。19年前のこと。その後、博物館はリニューアルされ、立派な観光施設になったようです。
2021年に、かの前澤友作氏がソユーズで宇宙へ行った際の、立ち会った方の報告ページがありました。それ見ると、やっていることは、19年前の僕らとあまり変わってません。が、色々と施設は新しくなっているようでした。
「数年前まで砂漠に放置されていたというブラン(ロシア版スペースシャトル)」を宇宙博物館の庭園で見たとのことですが、僕らは、移動中のバスから「砂漠に放置されているブラン」を見ました。同行してくれた有人宇宙システム株式会社の方が気付き、「ブランがあんなところに!」と驚いていたのを覚えてます。
バイコヌール関係のページをいくつか見てみたけど、宇宙博物館の報告はあれども、ガガーリン宿舎の報告は見当たりませんでした。いや、どこかにはあるのかも知れませんが。近年、そこを日本人が訪れた報告ページは見当たらないので、簡単には入れなくなっているのかも知れません。
もしそうなら、そして現在の国際関係、戦争状態に鑑みて、この左下の建物を見学できたのは、本当に貴重な貴重な体験だったのかも知れない、などと、今更ながらに思うのでした。
