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今日のにっこりひまわり 毎日健康社員日記

土石流〔6657〕2021/07/07

土石流

2021年7月7日(水)

熱海の土石流は、すさまじい被害をもたらしています。被害に遭われた皆様に、心よりお見舞い申し上げます。災害救助と復興が、少しでも早く行われることをお祈り申し上げます。

 

熱海は山の斜面にできた街で、その山は箱根火山の火山灰や溶岩でできている為、地盤は柔らかいことから、ああいった土石流が発生したのかと思いますよね。ところが事情はそんなに単純ではないみたい。

素人地学愛好家の観点で、少し考えてみました。

 

地理院地図には、今回の土石流の場所が表示されてました。こんな感じで。これ見ると、色んなこと、わかります。専門家の方もおっしゃってたけど、この谷は、普通に土石流が流れるような谷では、ない。一番上の部分が崩落して狭い谷を流れ下ったことで、元々あった地盤を押し流し、あのような大規模土石流が発生した、と、この図からは見てとれます。

その一番上部は、開発業者が残土を盛った場所とのこと。その、盛った残土が崩壊し、土石流を引き起こしたという話がでてます。確かに、そんな感じに見えますね。結果論かも知れませんが。

写真は、右が土石流災害前のGoogleマップで、左が現在。「伊豆山残土集積広場」だったんですね。

素人は結果論でしか見ることできんけど、これは専門家も事前に予想できなかったのかどうなのかは、僕にはわからない。業者さんも、許可した行政も、驚いたことは想像できます。少なくとも、今後に活かす必要は、実感しているところだと思う。

Googleマップで見るとこうなってて、左下に細長い山肌が、今、太陽光発電になってるところ。太陽光発電の場所は、土石流の谷の西側の尾根で、因果関係は、僕ら素人にはわからない。

 

この地域の地質をシームレス地質図で見ると、こう。一帯を、箱根火山の火砕岩、溶岩が覆い尽くしていること、わかります。そう。箱根火山。

箱根火山は、ある意味富士山よりも恐ろしい山。過去30万年に4度、プリニー式の巨大噴火を起こしてて、直近では6万年前に、その噴火の大火砕流が横浜の保土ヶ谷までを焦土にしてます。噴火から1時間で。そんな火山の噴出物に覆われたこの界隈の土地。だから、工事によって出できた残土も、同じく火山灰や火砕流によってできた土だと思われます。そんな残土を山の斜面に盛ることの危険性が、これからは留意されることになると思われます。結果論でしかないのが、悲しいけども。

今回の災害で注視されるのは、残土の土質と、残土を埋めた谷の排水がどうなってたのか、でしょうか。調査結果が待たれます。

 

今一度、この土石流の地図を見てみましょう。その土石流の脇、海岸近くに、温泉マークが見えます。そこは、実は、今から14年前にこのにっこりで書いた「走り湯」。その背後の山は走湯山で、源頼朝が信奉した場所。源氏再興の、発信源。そして伊豆山。

走り湯が湧き出る様が「湯出(ゆず)」で、それが「伊豆(いず)」の由来となったとかならんかったとかいう話も、ありますが。

 

そんな歴史ある、土地。長い年月、人々が生活を営んできた、土地。そこを洗い流す土石流が何故、発生したのか。そしてこれからどうすべきなのか。人類は、試されています。


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