お正月の風景〔6837〕2022/01/03
2022年1月3日(月)快晴!
良いお天気の三が日でした。穏やかに過ごされた方も、多かったでしょうか。昨年は静かな静かなお正月になったけど、今年は雰囲気違いますね。みんな、コロナ心配しつつも、久々に会う家族と団欒したり、旧交を温めたり。そしてみんな、このまま収束することを願ってやまないお正月。
三が日というのは、いつ頃からあるんだろうね。三が日、官公庁や多くの企業がお休みになったのは、明治6年に太政官布告が制定されて休日になってから、とネットには書いてます。それまでは、どうたったんだろう。まあ、せっかくのお正月なので3日くらいは欲しいですよね、確かに。
年始まわりしたり、初詣行ったり。
このにっこりでも幾度か書いたかも知れんけど、お正月の風景、僕らが子供の頃とは一変してしまいました。もう、あの頃には戻らんでしょうねー。
ちょっとだけ還暦じじいの昔話に付き合うてみてくれますかのう。
あの頃、まだスーパーマーケットというのは少なくて、もちろんお正月に営業してるお店というものがありません。商店街のシャッターはすべて下りてて、静かな静かなアーケード。天満宮とかの初詣帰りの、晴れ着を着た家族連れが歩くばかりの商店街。ブリキのおもちゃを売る露店が、大橋通の真ん中の交差点角に出てたのを、今も覚えてます。
お店は開いてないから、初詣が住むと家に帰ってお雑煮食べて、年始まわりの準備。僕んちにもたくさんの社員さんとか酪農家さんとかが来てたので、皿鉢やお酒の準備が大変でした。子供の僕らは、お客さんが多いほど、お年玉にありつけるので、楽しみで仕方なかったお正月。うちにもたくさん年始の客が来て、飲み食いしてたけども、僕らも親戚んちとかの年始まわり。そうやって、宴会三昧で過ごしていたお正月。高知市のど真ん中でも、そんな風景が当たり前だった半世紀前。
いつしか年始まわりをする風習はなくなり、元旦からスーパーが開き、飲食店も営業するようになりました。
近年、元旦営業をとりやめるスーパーが多くなったのは、実にいいことだと思いす。お正月は、非日常空間であって欲しいから。
どんどんと風習、風景は変わってゆきます。アッという間にね。
しかし、乳牛は相変わらず元日もミルクを出し、牛乳工場ではそれを受け入れて処理しています。これはもう、僕らが子供の頃から変わらない風景。
弊社の工場も、元旦から生乳を受け入れて、処理。そうやって、いつものように一年が始まりました。今日も、いつものように、工場の上に日が昇る。少なくとも僕が知っている範囲では、生乳の廃棄は行われず、無事、処理ができたようです。よかったよかった。たくさん飲んでくださったみなさんの、おかげです。ありがとうございました。
でもまだまだ予断を許しません。気を緩めず、牛乳飲んでくださいね!