地域のお祭りにリープル〔8174〕2025/09/01

2025年9月1日(月)晴れ!
9月になりました。防災の日。関東大震災から102年目の、朝。昨日ははりまや橋小学校校区防災連合会主催の防災訓練に参加してました。劇的に暑かったけど、たくさんの方々が集まってて、防災意識が高く維持されてることに感心したことでした。
昨日は他にも、勉強になること、驚いたことなどがたくさんあったけど、それはまた今度ご紹介しましょう。今朝のテーマはこれ。津野町下野地区のお祭りの話。
今朝、高知新聞を開くと、一面の写真に、見たような顔が。弊社のY副工場長ではないか。機械設備に詳しくて仕事ができるYさん。お人柄も素晴らしいYさんは、毎日津野町の旧東津野村から通勤している、という猛者。家が東津野、ということは知ってたけど、地域のこと、ちゃんとこなして地域の文化、生活を守っておられるんだな、と感服つかまりつりました。
この記事にある津野町下野地区は、ここ。国道197号線を檮原方面へ走って、津野町役場西庁舎のある新田(しんでん)の所の三叉路を右折、国道439号線を走って1km。吉村虎太郎邸の少し手前、北川の左岸。
両隣の集落と一緒に継いできたお祭りが13。下野地区独自の祭りが6で、合計19のお祭りを、ずうっと守って続けているとのこと。すごいね。津野山は神楽でも有名やけど、この地区の諏訪神社で、秋季大祭には全演目を奉納するんだそう。そのお祭りも、19のうちの、ひとつ。界隈では、たくさんのお地蔵さんが地域を守っている、そんな集落。
ひとつひとつのお祭りには、それぞれに様々な習わしが残り、伝えられてゆく。津野町の学芸員さんが「日本のどこにでもあったお祭り」という、地域の習俗。今はほとんどなくなってしまったお祭りの習俗が、ここに色濃く残っている、という話。素晴らしいと思いました。
8月は、そんなお祭りとは別に「お茶汲み当番」があるそう。8月1日から31日まで、その日の当番の方が、古い街道の峠にあるお茶堂に、お茶やお菓子を供えるという風習。昔は、旅人が峠で一休みする、そんなお茶堂も、今は誰も歩かないし、休まない。しかし、お茶とお菓子をお供えし続ける。
人口も減り、なかなか31日毎日は大変で、抜ける日もあるようやけど、頑張って続けておられます。そして昨日、8月31日は「お茶堂開き」。1ヶ月の労を労う「お開き」。念仏踊りを踊り、ご先祖様や行き倒れたよろずの霊を慰める。Y副工場長が踊るのは、その念仏踊りやね。
「お開き」の後は「直会(なおらえ)」やけど、峠からは皆さん車の運転。ということで、リープルで乾杯した、と記事にあります。これは間違いなく、Yさんの仕業でしょう。地域の大切な行事に混ぜていただいて、ちょっと、嬉しい。Yさん、ありがとう。